ピークスネットワーク

電話番号 070-846-3009 お気軽にご相談ください。

当事者研究編ノ第1回

 はいどうも、お久しぶりです。みっちゃんでございますよ。
 というわけで、自閉症文学からの読者はお久しぶり、そうじゃない方は初めまして。本日からは当事者研究の重要性を講座していきたいと思います。
 私の当事者研究というものは、今まである程度やってきましたが、大別すると記憶の結晶化、トラウマのドミノ倒し、そして仮想脳内物質などになりましょうか。ん?どこかで聞いたことがある?はい、ゲヘゲラーデンを提唱したのは私です。というわけで、今回はかつて卒業論文にも書いた記憶の結晶化とトラウマのドミノ倒し、可能ならば仮想脳内物質ゲヘゲラーデンにも触れていきたいと思います。詳しい話はまた、連載された場合に個別に行いますけどね。
 さて、まずは記憶の結晶化。これはいわゆるトラウマのことですが、従来のトラウマの概念と違うのは、プラスの現象やトラウマの連結も取り扱うことですね。トラウマ、専門用語ではPTSD、心的外傷後ストレス障害と言いますが、これはシェルショック、日本語に直すと弾薬神経症でしょうか、から発生したので当然のようにマイナスの現象に適応されています。当たり前ですよね、プラスの現象を思い出すことは文字通りアッパーになりこそすれ、ダウナーに落ち込むことはありませんから。では、何故そのプラスの出来事も結晶化では扱うのか。それは、結晶化は文字通り、記憶という流れゆくべきもののなかで、決勝になってしまい簡単には溶けてくれない現象のことを言うからです。そして、結晶である以上は成長してしまうこともございます。結晶が成長して、別の結晶と繋がれば、当然連結しますよね。これが、トラウマの発作が起きると次から次へ悪いことを思い出し、結果的に鬱になってしまうという現象の正体ではないか、と私は考えています。すなわち、自閉症者の記憶回路が定型者に比べてとびぬけた性能なのは、これがあるからではないかと思っています。
 次に、トラウマのドミノ倒しですが、こちらは結晶化する過程を取り扱うと思ってください。すなわち、一度結晶ができてしまい、その結晶に記憶が引っ付いてしまう現象ですね。どういうことかと申しますと、記憶があります、それが何らかの作用で結晶になります。そしてその結晶がだんだんと思い返すことによって成長してしまいます。そして、その結果、別のどうでもいいはずの情報や記憶が、結晶にまとわりつくことによって結晶に反応してしまい、結果としてトラウマが想起され、発作が起きる。書いてしまえば当たり前のことではありますが、余り誰も論じてこなかったことだと思っています。もし研究している専門医の方がいたら、ごめんなさい。
 最後に、仮想脳内物質のゲヘゲラーデンですが、これはいわば、ドーパミンやノルアドレナリン、アドレナリンやセロトニン、そして確か他にはヒスタミンあたりでしたっけ、アッパー系の脳内物質は。そういった物質の単体では証明できないような現象があるから、これは新しい脳内物質があるのではないかと考えて、それに名前を付けてみた、その名前が「ゲヘゲラーデン」でございます。え?意味はあるのかって?ないですよ?しいて言うならばそれっぽい単語を翻訳サイトでドイツ語に直したものをローマ字読みしただけで。で、このゲヘゲラーデンですが、これはいわば、ドーパミンその他ではない、特殊なプラスの記憶が想起された際に分泌される脳内麻薬の一種といった立ち位置でしょうか。つまりは、ひょっとしたら複数の脳内物質が多量に出た現象である可能性もありますが、私は別に脳科学者とかではないので勝手に主張させていただきます。論文でもありませんからね、これ。
 と、いうわけで、紙面が尽きてきたのでこの辺で切り上げますが、もし好評なようならば、順次今迄考えていた当事者研究の題材を放出していこうかと思っています。
 以上、みっちゃんでした。それではもし機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。


利用者ダイアリー 一覧を見る

  • スタッフブログ
  • 保護者の声