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自閉症文学のススメ(11)

 皆様ごきげんよう。本日も当講座を受講いただきありがとうございます。
当講座も残り少なくなってまいりました。何卒最後までお付き合いくださいませ。
Lektion25:例文を通して論理性を学んでみよう
 さて、本日はいよいよ例文を通して学んでいきたいと思います。本日使用する例文はこちら。

 磯貝回龍という人物がいる。従来の学説では菊池家の直臣と言われてきたが、近年では異なる観点が生まれてきている。そもそも従来の学説は小泉文書を論拠にしており、それは回顧録という観点から書かれたものだからだ。しかし近年の観点としては市ヶ谷文書という発掘された史料があり、これは実際には武田殲滅戦で甲斐の豪族を貶めるために書かれたという説だ。

出典は、明記しません。なぜならば、今私が即興で作ったのですから。
 では、この文から何が学べるか。論述の悪用の仕方でございます。実は上の原稿はあらかじめ型を作っておいて、それに当てはまる現象を探しただけであり、論述の型はあらかじめ用意していたのですから、そりゃ論理的に聞こえて当然なわけです。では、そんなものを学んでどうするのか。あんまりこういうことは言いたくないんですが、フェイクニュースの見分け方及び、メディアリテラシーの養い方です。今回の例文はあからさまな嘘、というよりはある物語を読んだ結果その世界ではこういった記述がなされているんだろうなあ、という想像を創造したものです。実際にはそんな人物は存在しないでしょうし、したとしても事実とは異なるでしょう。そもそも磯貝回龍って誰だって話になりますし。しかし、知識がなかったり、常識がなかったりするとうっかり上の文章でも信じかねないわけです。つまりは、それが巧みな御伽噺としての時代小説であり、今もなおその作品が語り継がれている要素なのです。では、こういったフェイクニュースを見破るためのメディアリテラシーはどうすれば養成できるか。簡単な方法としては、もうわかっている現象、つまりは北朝鮮の拉致事件などを昔のニュースで読んでみることです。例えば、それがなかったと言っていた新聞では明らかな嘘をいかに尤もらしく整えるかということに腐心していると思います。そしてそういった手法を見極めることができれば、次からは容易には騙されなくなるでしょう。そのために、嘘を学ぶのです。そして、巧い嘘を学べば、自分でももっと改変できるはずです。宗教や地獄、天国などというものは所詮は嘘です、僧侶が既得権益を守ろうとするための方便にすぎません。しかし、今なお信じられています。それは概してそういった層の人間は教養が深いため、より浸透しやすい嘘をつけるためです。そしてそれは、宗教だけに限らず、資本主義や共産主義、啓蒙思想などの世界的思想も同様です。何卒、読者の皆様は思想にかぶれることなく、自分の思想をもってください。


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