ピークスネットワーク

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当事業所を終えて

 こんにちは、にゃんこ先生です。この度、就職が決まりPEAKS神戸を修了することになりました。
 私は幼少期の頃からASDの特徴でもあるコミュニケーション能力の乏しさやこだわりの強さがあったため、周囲から浮いたような存在でもありました。しかし、小学校高学年時に他の子と比べてズレた感覚をしていると自覚するようになり、なるべく周囲と合わせられるよう意識して過ごしていました。学生時代は特に大きな支障もなく過ごせていましたが、社会人になった途端その特性が大きく現れるようになってしまい、仕事のミスや職場の人間関係などが上手くいかず2年も満たない内に辞めてしまうことが度々続いていました。2社目を退職後、再就職するに当って本当に一般企業で就職しても大丈夫かと思い悩むようになり、自分のことをきちんと知るために診断を受けるに至りました。
 PEAKS神戸に入った当所は、自身の生活習慣の見直しや訓練を得て自分がどういった仕事に向いているのか探すところから始まりました。生活習慣では入所する前に比べると、平日の生活が規則正しく送れるようになり、先送り癖なども少しずつではありますが改善できるようになったと感じました。他にも、仕事において躓いていた報連相では、以前は相手のことを気遣うあまりになかなか報告や相談などができずにいましたが、訓練を重ねることで自分から積極的に踏み出すことができるようになりました。
 また、月1に行われる面談では金銭管理や生活習慣など担当職員さんと一緒に見直す機会があったため、自分のダメダメな部分などを見つめなおすことができました。その他にも家の事情や自分の悩みなどを相談することができたので、今まで狭いままだった視野が少しずつ広くなったように感じました。
最後に1年9ヶ月の間ではありましたが、その中で多くのことを学び、たくさんの経験を積むことができました。就職に対して不安な部分は今でも多々ありますが、訓練で培った力を仕事で発揮し、自信を持って一歩前へ踏み出せるように頑張っていきたいです。
 PEAKS職員の皆様には訓練しやすい環境や就職支援などの手厚いサポートをして頂き深く感謝しております。まだまだ未熟な自分ではありますが、就職先でも教えられたことをしっかり活かし、自分らしく頑張っていきたいと思います。
 本当にありがとうございました。


毎日心掛けていること

 私が毎日心掛けていることと言われて思い浮かべるのは、寝る前に必ず日記を書いていることだろう。とはいえ、日記を始めたのは恥ずかしながら実は今年に入ってからである。
 私は昔から飽き性なところがあり、最初は頑張ろうと意気込むものの半年が経過するとその熱が冷めていき、気付けばやめてしまうことが多々ありました。日記に至っては大体が三日坊主で終わってしまう。長く続いて3か月ぐらいだったろう、1年以上など続いたこともなかった。
 そんな飽き性の私が、何故今になって日記を書こうと思ったのか。その理由は2つある。
 まず、一つが純粋にアニメに影響されたからである。皆さんは『あたしンち』という作品をご存じだろうか。数年前に放送されていたひと昔前の作品ではあるが、現在でもYouTubeで配信されるなど人気の高い作品でもある。その中で日記にまつわるエピソードがあった。友人の日記の話に影響を受けた主人公がいざ日記を始めてはいいが、なかなか思うように続かず、今年こそは理想的な日記を書いていこうと意気込む内容である。アニメとして観ると笑い話のように感じるのだが、実際私もこの主人公のように日記が続かず毎回挫折していたので、せめて今年ぐらいは日記を毎日書けるようにしたいと思うようになった。
 そしてもう一つが、PEAKS神戸を利用したからである。PEAKSでは終礼が始まるまでに日誌を書く時間が設けてあり、私も利用する日は必ずノート1枚に今日の出来事を書き込んでいました。それもあって気付けば日誌も3冊目に突入し、ここまで続いたことがなかったので、初めて1冊目を終えた際はとても嬉しい思いでいっぱいでした。しかし、日誌を書くのはPEAKSに通う平日のみ。いくら毎日書いていたとしても、休日も含めないと毎日続けているとは言い難いものだ。
 果たして飽き性の私が習慣化できるものがあるのだろうか。色々と考えた末にたどり着いたのが、日記の存在だった。今までの経験上、何度も挫折を繰り返した日記ではあるが、今年ぐらい毎日続けてみてもいいかもしれない。そう考えて、私は早速可愛らしい日記帳を購入して、今年のお正月から日記を始めることにしました。ただし、今までとは違ってノート1ページに対して2日分の日記を記入するというやり方に変更し、なるべく日記を書く習慣が身に付くよう工夫を凝らしました。
 その努力の甲斐あって、気付けば日記も3ヶ月毎日続けることができました。しかしながらここからが踏ん張りどころである。3ヶ月続いたはいいが、半年以上さらには1年続くにはまだまだ遠いものだ。それでも1ヶ月以上も続いた自分をきちんと褒めつつ、これからも毎日日記を続けられるよう心掛けたいです。


一年の振り返り

 この一年は私にとって大きな転機でもあり、怒涛の一年だったと思いました。
 去年の11月にPEAKS神戸へ通い始めてからかれこれ一年が経過。長いようであっという間の一年ではあったが、私自身少しずつ成長したのではないかと思っている。今回は私が成長したと思う部分を3つ紹介します。
 まずは生活習慣について。仕事をやめてからというもの毎日自堕落な生活を送り続け、なかなか早寝早起きが出来ない日々が続いていました。さらに私はなにかと先延ばしにする癖があるので、家事においては毎回先延ばしにしてしまうことが続いていました。だが、こんな生活が続いてしまうといつか仕事と家事の両立ができなくなってしまうと危惧し、現在は登所日と休日の生活習慣をしっかり整えるようになりました。特に就寝においては平日休日問わず遅く寝てしまうことが度々続いていたので、きちんと早寝早起きができるよう毎日チェック表を記入するようになりました。その意識もあって平日は早めに就寝が取れるようになりましたが、休みの日においては乱れがちになることが度々あるので、今後もその辺りはしっかり徹底していこうと思いました。
 次に金銭管理について。私は金銭においてもルーズなところがあり、主に買い物やスマホのゲームに課金したりすることがありました。仕事をやめて以降はなるべく出費を抑えようと試みたものの、ストレス発散や好きなものになるとどうしても財布が緩んでしまい、購入後はいつも後悔してしまうことがありました。このような状況が続いてしまえば自身のお金が底を尽きてしまうと不安になり、こちらも就労に入ってからさっそく金銭管理の徹底を始めました。まずは家計簿に近い購入記録表を作成し、月に一度担当職員と一緒に確認しながら次回に向けての対策を考えるようになりました。スマホゲームの課金においては、いきなりすべてのゲームを断ち切ることは難しいので、まずは課金するゲームを一つに絞り、使用する金額の上限を決めてゲームを行うようにしました。ほとんど課金をしなくなった、とまではいかないが、ある程度考えて行動するようにはなったと思う。とはいえ油断は禁物。今後も自分のペースで改善に取り掛かりたい。
 そして報連相について。仕事において報連相は重要なもの。私は以前から報連相を苦手としており、それが原因でトラブルを招いてしまったこともあった。自分に自信がないというのも原因の一つなのかもしれない。相手のことを変に気遣ってしまうあまり、つい躊躇して自分で解決しようとしてしまうところがあった。PEAKSに登所後は少しずつ報連相を意識するようになり、以前に比べると積極性も出てきたと思っている。だが、たまに相手を気遣うあまり無意識に躊躇する部分が出てしまうので、まだまだ長期戦になりそうだ。
 この3つは今でも継続して行っている。実際、最終目標が分かりにくいものでもあるので、就職しても続けていかなくてはいけないものだと考えている。これから先、自分がどういった仕事につくのかまだ明確ではない。それでも、新しい道を開拓しつつ自分に向いた仕事先を見つけていきたいです。


PEAKS神戸を利用して良かったと思うところ

 私は小さい頃から集団に馴染むのが苦手で、どちらかと言えば周囲から浮いたような存在でもありました。小学生時代から自分が他の子とは違うと自覚するようになり、自覚後は周囲から浮かないようなるべく“普通”を装ったりしていました。ですが“普通”というのは私自身にとって大きな負荷でもあり、大きなストレスでもありました。その影響もあってか社会人になってからは仕事や人間関係などでよりストレスを抱えるようになり、正直息苦しい日々を送り続けることになりました。
 再就職をするにあたり、また同じ過ちを繰り返すのではと考えるようになり、一度自分自身を理解した方がいいかもと思い診断を受けました。
 PEAKS神戸を通おうとしたきっかけは相談所の担当者から勧められたことが始まりでした。“発達障害者限定”ということもあって見学から始めてみましたが、見学と体験を通じてここが自分に合ったところでもあり、自分と同じように悩みを抱えた人がたくさんいて、『自分は一人じゃないんだ』と改めて知るきっかけとなりました。
 PEAKS神戸を利用してから3か月が経過しましたが、その間にもちょっとずつではあるが自分に変化が現れるようになりました。
 例えば生活習慣や自分の苦手な面、そういった部分を職員と相談しつつその目標達成に向けて日々改善していくよう励むようになりました。また、色々な作業を経験することで自分が得意なことや苦手なことを改めて知るようになり、得意なことはこのまま継続、苦手なことはその原因を理解してから改善していくようになりました。
 まだまだ自分がどんな職業に向いているのか明確ではありませんが、PEAKS神戸で色んな作業に挑戦しつつ、本当の自分と向き合いながら励んでいきたいと思いました。


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