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ピクトグラムについて ~簡素に伝えること~

 こんにちは、88です。今日はピクトグラムについてお話しようと思います。皆さんはピクトグラムとは何なのか、ご存じでしょうか。主に公共空間において、案内事項や説明事項などを視覚的に表示して伝えるための簡略化された図や絵文字のことです。公共空間のそこかしこに見られる上、東京オリンピックの話題でご存じの方も多いかもしれません。

 実はピクトグラムが日本において広まった要因は、何を隠そうそのオリンピックなのです。1964年の東京オリンピックにおいて、出場する為に来日する外国人選手向けに、国際的な案内を作成する事は急務でした。当時の日本は戦後とはいえ国際的な配慮といった概念は薄く、まして町中の英語標識なども数少ないものでした。かと言ってオリンピック会場に英語の標識を作るというだけでは、世界各国から来日する選手たち全員にその意味するところを伝えられるとも限りません。そこでオリンピック委員会のデザイン懇話会にて美術評論家の勝見勝氏が、視覚言語、つまりピクトグラムの重要性を話したのです。様々な言語が話される場において、視覚的情報は共通した言語として機能すると考えられたからです。そして、東京オリンピックで生まれたピクトグラムは、12人のデザイナーが3ヶ月をかけて制作しましたが、彼らはそのピクトグラムの著作権を放棄する事を宣言しました。ピクトグラムが公共の役に立ち、様々な人々に広く利用されることを願ったのです。

 今では、公共空間に様々なピクトグラムが掲示され、私達に分かりやすく物事を説明してくれています。その影には、年齢や人種、性別や障がいといった様々な違いを持つ人々に簡素に分かりやすく物事を説明しようという制作者の思いが詰まっているのですね。

 そして、簡素に分かりやすく物事を説明しよう、ということは何もピクトグラムだけに限ったことではありません。自分から何かを伝える、相手に何かを説明する、といった日常のコミュニケーションにおいても重要な考えだと思います。私自身もそういった考えをいつも実践できているとはとても言い切れません。ですが、行おうとする気持ちはいつも念頭に置いておきたいと思います。皆さんも簡素に分かりやすく物事を説明しようということを意識してみませんか。そして町中のピクトグラムを見つけて、そのことに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 以上、長々と失礼しました。またお会いしましょう。             88


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