ピークスネットワーク

電話番号 070-846-3009 お気軽にご相談ください。

ヘッドライン

自閉症文学のススメ(15)※最終回

皆様ごきげんよう、みっちゃんです。
まずは、当方の不手際により本掲載が大幅に遅延したことをお詫び申し上げます。
さて、本日で最後の講座になりました。それでは、本日の講座を行います。
Lektion30:自己紹介と自己実現、そして。
 物語を作るという行為は自己紹介に似ています。素材はすでにあるでしょうが、そこに自分の想念という触媒を経て作品を召喚する行為、それが創作です。その表現方法が文章なら小説に、絵なら漫画に、音楽なら歌に、プログラミングならゲームになるというだけの違いにすぎません。それを表現方法の違いだけで差別するという行為がどれだけ愚かしいか、どれだけ傲岸に満ちた行為か。これを読んだ方ならわかっていただけるとは思います。ましてや小説の中でも、まあそもそも小説という言葉自体が差別用語なわけですが、優劣をつけて一定の型式しか許さない行為、それがどれだけ表現を馬鹿にしているか。
 しかし現実は非情です。そういった愚劣蒙昧な輩がのうのうと蔓延り、本来崇高とされるべき生産者である作家が嘲弄されているのですから。作家とは何もないところから何かを作り出し、等価交換やエネルギー保存の法則すら乗り越える偉大なものであり、石油交換率から言えばよほど効率的にふるまえる想念者であるにも関わらず、です。
 しかし、逆に言えばそういった作家は一握りでしょう。大半の作家はその愚劣蒙昧な輩に迫害され、夢破れて去っていきます。それがどれだけ天唾である行為かは最早述べました。しかし、それが現状なのです。と、いうわけで。そろそろ最後の質問に移りましょう。
Lektion31:最後の問い
 はっきり言いましょう、作家になるのは並大抵の努力では不可能です。しかも努力以外にも天運や才能を必要とします。
 魔法陣グルグル2に曰く。「大人になっても子供として何かを成す者はいないわけではないが、そっちはそっちで厳しいぞ。勉強よりもよっぽどな!」とあります。これはおそらく衛藤ヒロユキ先生の本音でしょう。事実、魔法陣グルグルという前人未踏の大成果の続編を作るわけです。衛藤ヒロユキ先生のような伝説の英雄ならまだしも、並大抵の凡夫ならば普通に失敗して終わりでしょう。何もない荒野を気儘に開拓するのとはわけが違います。すでに領土乱立する中を乗り越えて成功作を作る。はっきり言って人間の所業じゃありません。しかし、衛藤ヒロユキはそれを成した。前例を作ったのです。
 しかし!それは衛藤ヒロユキという神を超えし伝説の英雄だからこそできる所業。私を含めたその辺の凡夫が真似をできる所業ではありません。それを前提に置いた上で以前聞いたことを今一度、尋ねます。それでも貴方は作家を目指しますか?

Last Lektion:それでは、PEAKSで!
 と、いうわけで。いよいよこの自閉症文学講座も最後の時が迫ってまいりました。先程の質問にはいでもいいえでも構いませんが、それに答えたからなんだというわけでもありませんが、何かの参考にはなったと私は信じさせていただきます。PEAKSはいつでも発達障碍者に門戸を開いています、そこで本人に会いたいと思うなら、何卒お尋ねください。
 それでは、PEAKSでお会いいたしましょう!


1ヶ月の初期訓練を終えて(黒バラ編)

皆様、初めまして。初投稿の黒バラ(女性)です。よろしくお願いいたします。
ピークス六甲に関心を寄せてくださった方へ、一訓練生として奮闘の日々をお届けできたらなと思っております。
1ヶ月目は事業所や生活に慣れる事を目標に、色んな訓練を通して好き嫌い・向き不向きを探っていました。
私はピークス六甲で見学や2日間の体験期間を過ごし、他事業所も検討後、こちらに通うことに決めました。ピークス六甲の第一印象は、静か・穏やかで落ち着ける・各スペースが広く開放的な空間であることでした。パソコンの台数も多く、オフィスのような印象です。これから一定期間、毎日通う場所として雰囲気はとても重要です。初めての環境や生活リズムに適応するまで時間がかかるタイプなのですが、職員さんからの日々の細やかな声かけや見守られている感により、緊張もほぐれて今日まで無事に体調を崩すこともなく通っています。事業所に着いてからの毎朝の体調チェック時はもちろん、自分でも少し無理をしている時などは客観的に教えてくださるので安定して過ごせています。
各訓練は指示書に従って目的や目標を意識しながら進めていきますが、PCでの基本操作や手先を使うコンセントの組立、実践的な伝票照合など多岐に渡ります。私は今まで自分のことを“不器用だ”と思い込んでいましたが、実際に訓練で時間計測をしたり、仕上がりを職員さんに客観的に見てもらったところ、“不器用ではない”と判断されました。よくよく考えると、手先を使う「ナノブロック(立体パズルのようなもの)」や「ビーズ」の訓練が好きで、得意な方だったのです。これはピークス六甲に来なかったら自分では気付くことが出来ないことでした。自己認識とのズレや他者からの決めつけが解かれました。今では手先を使った訓練の時間を増やしてもらい、職業選択の幅も広がっています。
HP内の「スタッフ紹介」にもありますが、職員さんの利用者への向き合い方は徹底していると感じます。面談も多く、ささいな話でも覚えててくださったり、指導も的確で、自分よりも自分のことを知っているんじゃないかとびっくりする機会が多いです。
利用者同士は同僚のような存在であり、挨拶はもちろんのこと、休憩時間にのんびりと他愛ない話をする事も多々あります。自分の障害の困り感、あるある話、今までの仕事経験など、三者三様でとても勉強になり、また発達障害当事者として自分以外の貴重な経験談を伺うことも出来、共有することで自己理解も深まります。今までの求職期間は人との関わり合いが激減し、孤独と焦りと不安感に苛まれていましたが、今は仲間がいて心強いです。みなさん優しく、穏やかで癒されます。
 8月に入り3名の就職が決まり、それぞれが希望した企業や仕事に就かれました。とても嬉しい出来事です。私も自分と向き合って、暫定期間の残り約1ヶ月を充実した日々にしたいです。


利用者ダイアリー 一覧を見る

  • スタッフブログ
  • 保護者の声