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一分間スピーチの準備の仕方

皆さんこんにちは。三回目のブログ投稿になります、「M」です。よろしくお願いします。
今回のテーマは、「一分間スピーチの内容をどのように準備しているのか」についてです。
 私の方法を述べる前にまずは、「一分間スピーチとは何か」を説明させて頂きます。

①一分間スピーチ(以下スピーチと略す)とは何か
・毎朝の朝礼の中で行われているものです。
・利用者の一人が全職員及び全利用者の前で、何かしらの話題を話すというものです。
・メモを見ながら話してもいいし、メモなしで話してもOKです。ちなみに私はメモを見ずにスピーチする派です。
・毎日一人ずつ順番にスピーチをしていきます。だいたい2~3週間に一度は順番が回ってきます。
・ただこのスピーチは強制ではなく、苦手な人は職員と相談の上スピーチは行わない、ということも出来ます。
・また利用者のスピーチに対して他の利用者がコメントをすることになっています。このコメントも順番に回ってきます。
・これらのことを毎日ピークス神戸の朝礼の中で行っています。
・ちなみに「一分間」とありますが、必ず「一分間」でスピーチを終えないといけないわけではありません。あくまで「一分間」とは目安です。実際は皆さん大体三分間ほどはスピーチされています。

②一分間スピーチの目的は何か
・人前で話をすることに慣れるため。
・メモを取りながら人の話を聞くという練習をするため。
・文章を組み立てる力は社会に出てから必要。その力を養うため。
・日々ネタ探しをするようになり、準備性を身に付け、情報に敏感になることが出来るようになるため。

③一分間スピーチのルールは何か
 ・一分間で話しきれる内容に組み立てること。
 ・スピーチの内容で、相手を不安や不快にしないこと。

④コメントのルールは何か
 ・相手を批判しない事。

⑤皆さんどのようなスピーチをしているのか
 私が観察するに以下の6パターンがあるように思います。
・ニュース系(コロナ、ウクライナ、最近話題になっている事象。)
・エンタメ系(面白かった動画やテレビ番組。雑学。)
・最近した事(旅行、ライブに行った。珍しい食べ物を食べた。通勤途中での出来事。失敗したこと。新しいメガネを買った。)
・自分の好きなこと、やってみたい事
・健康情報(季節の変わり目で体調を崩さない為にどうしたら良いのか。良い睡眠をとる方法等々)
・その他(実習に行ってみて感じたこと、今日は何の日、日々感じている事等々)

⑥では私の場合はどのように準備しているのか
 私の場合は、出来るだけ日常に関係した話題をスピーチしようと考えています。その理由はそういった話題だとコメントする人もコメントしやすいと思うからです。その上で次のような構成でスピーチを使用と心がけています。
・日常の出来事に対して、私はこのような行動をとってしまいます(またはこのような意見を持っています)。
・その理由はこのようになります。
・皆さんはその出来事に対してどのように行動される(または考えを持っている)のでしょうか、という形のスピーチをしようと心がけています。
具体的には……
・ピアノを練習してみたいです。その理由はピアノ1つでオーケストラの音域をカバーできる楽器だからです。皆さんはやってみたい楽器はありますか。
・私の時代の卒業式の歌はこんなのもがありました。皆さんはどのような歌を歌われたでしょうか。
・6月に祝日がないのはしんどくありませんか。6月に一度でも金土日の三連休があるとやる気が出る思いますが、皆さんは6月にいつ祝日があれば頑張ろうと思えますか。等々。
 ですので、私は出来るだけ日常の自身の行動に注目し、私ならこのように行動しているが他の方はどう行動するのか、といった視点を持って生活しようと心掛けています。そうすることが一分間スピーチの準備をしていることになっています。

⑦最後に。ネタを「作る」方法はあるのですが……
 ピークス神戸の利用者さんは私も含めて、スピーチの順番が近づいてくると、ソワソワしだします。「何を話そうかな」「全然ネタないわ…」。気持ちはすごく分かります。
 ただ、スピーチのネタを考えるというだけなら、ネタを「作る」方法はある、と思っています。それは、「もしも~ならこれをやってみたい!」をスピーチするというものです。例えば、「もしも空を自由に飛べたらこれをしてみたい」「もしも時間を自由に止める事が出来たらこんなことをしてみたい」「もしも総理大臣だったらこんな法律を成立させる!」等々です。これならいくらでもネタは出てくると思います。

ただこの方法には欠点があります。それはコメントする人がコメントに困るだろう、という点です。ですので一分間スピーチでこれらのネタはいまだ披露していません。また披露する予定もありません。しかしながら「もしも~なら」のネタでもこれならコメントもしやすいのでは?と思っているネタがあります。それは「もし私が桃太郎だったら、鬼退治するにあたりお供に連れて行く三匹の動物はこの三匹です。その理由はこうです。皆さんならどの動物を選びますか」です。これならコメントもしやすいのでは?と思っています。ですのでまだピークス神戸では話していませんがいつかはスピーチしようと思っています。ちなみに私がどんな動物を選ぶのかが気になった方がいらっしゃるようなら、ピークス神戸を是非ご利用ください。その時にお話しいたします。ご利用お待ちしています。
あと、……スピーチで大喜利をやろうかとも考えたことがありました。例えば「こんな就労支援事業所は嫌だ! どんな事業所?」等です。ただこれもコメントもする方がコメントするのが難しく、また皆さんを笑わせる内容を思いつかなかったのでスピーチしていませんが……。ピークス神戸の利用者で、スピーチのネタに困っている方はこの大喜利をしてみてはいかがでしょうか。楽しみに待っています。ただしスベッた時は自己責任でお願いします。

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


得意なこと、苦手なこと

皆さんこんにちは。二回目のブログ投稿になります「M」です。よろしくお願いします。
今回のテーマは、「得意な事、苦手な事」ですが、まずは「苦手な事」から述べていきます。

●苦手な事は「曖昧な表現を理解する事」と「曖昧な指示をされたときに生じた疑問点について質問する事」です
 私は自閉スペクトラム症(以下ASD)との診断を受けています。ASDの方は曖昧な表現を理解することが苦手な方が多いのですが、私も同様に「曖昧な表現」を理解することが苦手です。そしてこのことは特に仕事の場面で困ることが多くなります。
 例えば、「そこに置いて」「適当に捨てておいて」「同じ感じでやって」等々の表現です。「そこ」とはどこなのか。どのように置けばいいのか。
「適当に捨てる」とは、いつ捨てればいいのか。どこのゴミ箱に捨てればいいのか。どのような方法で捨てればいいのか。シュレッダーにかけるのか否か。
「同じ感じ」とは、どのような基準(条件)を満たせば、同じ感じになるのか。その基準については誰に聞けばいいのか。基準についての確認は、最後まで仕事を進めてから確認を求めればいいのか、その仕事の途中で確認を取った方がいいのか。いつまでにやればいいのか。そのような事が分かりません。
 では、分からないのなら聞けばいいのでは?と思われるかもしれません。しかし、そのことがまた私にとって苦手な事なのです。

●「分からないことを聞くことが苦手」とはどういうことか
 私が曖昧な指示に対して分からないことを質問すると、どのような職場でも決まってこんなことを言われます。時には怒鳴られながら、時にはうんざりした顔で。
「いちいち聞くな」「それぐらい自分で考えろ」と。
 上司や同僚も人間なので、忙しい時もありますし、体調の悪いこともあるでしょう。そんな時に毎回毎回質問されると上記の様な返答をされることは私も理解できます。
 ただ、そのような返答をされると、私の頭の中は真っ白になり、体は硬直してしまいます。そんな中で何とか自分で考えて仕事を進めたとしてもミスをすることが多く、また怒鳴られる…の繰り返しでした。
 すると、質問するということに苦手(どちらか言うと恐怖心。時には呼吸が苦しくなる程の恐怖心。)を感じるようになります。ですので分からないまま仕事を進めてしまうことも多く、その結果ミスを繰り返すことになります。結果どの職場でも定着することが出来ず、結果長期間の引きこもりを経ることになりました。
 現在はピークス神戸で訓練を受けているうちに、恐怖心は少なくなってはいます。その理由として、ピークスの職員は私の質問に対して私が理解できるまで毎回丁寧に答えて下さるからです。しかし質問に対する恐怖心は完全に払拭できているわけではありません。今後の私の課題です。
 では、そんな私が得意な事とは何でしょうか。

●得意なことは「分かりやすく文章にまとめること」です
 私は自身の書く文章が「分かりやすい」と思ったことはありませんでした。私は曖昧な表現を理解することが苦手なので、曖昧さをなくして行くように文章を作成しているだけです。しかし結果として、ピークス神戸の職員の方々から「Mさんの文章は分かりやすい」との評価をいただいています。
 ちなみに口頭での説明は、緊張することもあり苦手な方です。

●他に得意なこととして職員から評価されていることは「職場での態度、行動」があります
・誰に対しても平等に接する事ができ、周囲の方々と良好な関係を築くこと(挨拶、相手の話に対するリアクション、相手との距離感等も含めて)が出来ます。
・感情の統制が取れており、気持ちの変動を周囲に見せないことが出来ます。
・作業時はしっかりと確認(不明点の相談や、完了報告も含めて)をすることが出来ます。故に細かい所にも気付くことが出来ますし、フォローをすることが出来ます。結果、作業を指示する側(職員)からすると安心感がある、との評価を頂いております。これは曖昧な指示の理解が苦手なことの裏返しだと思います。
・相手のペースにあわせた指導が出来る。相手の理解が出来ているかを判断し、それにあわせて指導することが出来ます。


●最後に
 最近は私の周りにもバリアフリーの考えが浸透してきていると感じています。同じように、曖昧な表現を理解することが苦手な人がいるという認識も広がってくれるといいな、と思っています。ここでいう認識とは、①曖昧な表現を理解することが苦手な人がいるという認識とともに、②分からないことを質問するのは嫌がらせではなく本当に分からないからであり、仕事に真面目に取り組もうとしている姿勢から来ている、という2点を理解、認識をして頂きたいと言うことです。
今回は長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


ピークス神戸に通って良かったこと

 今回初めてブログに投稿することになります。よろしくお願いします。
 私がピークス神戸に通って良かったことは以下の3点となります。
①規則正しい生活を送れるようになったこと②ビジネスマナーを学ぶ機会を得たこと③就職に対して「自分の能力の把握」と「働き続ける」という点に関して見通しを得ることができるようになった、と言うことです。

①に関して。これまでは規則正しいとまでは言えない生活を長くしておりました。しかしピークスに毎日通うことで、規則正しい生活を送れるようになりました。それにより、就職した後も、毎日出社できるという自信を持てるようになった、ということです。
②に関して。敬語や報連相については、なんとなく分かっているつもりでいました。しかし職員の方々からの「ビジネスマナー講座」や「私の日々の言動についての指摘」により、自分の足りない点を客観的に把握することができるようになりました。またそれを直す機会も、毎日の訓練により実施できることが良かったと感じています。
 ③に関して。今現在(通所して3か月程)で言うと、自分の能力に関して、自分が何が得意で何が不得意なのかについて正確に把握できているわけではありません。ただピークスに用意されている多種多様な職業訓練を行うことにより、また職員の方々と日々対話をすることで、今後、自分の特性について理解が深まるものと感じています。
 それにより自身の適職について考えられる機会を得られている点が、良かったと感じています。
 また私の障害特性としては、あいまいな指示が理解しにくい等々というものがあります。そのことがネックとなり、これまではどの職場でも適応することが難しく、職を転々とすることが多くありました。
 しかし障害者枠で働くなら、その弱点をおぎなって働くことができるようなので、働き「続ける」という点に関しても、ピークスに来るようになり、見通しをつけることができるようになったことが良かったと感じています。
 以上3点が、ピークス神戸に来て良かったと感じている点です。
 お読みいただきありがとうございます。


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