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〇〇さんの就職までの支援について

利用開始時の〇〇さんは、精神疾患の薬の副作用からくると思われる手の震えのため、手先の器用さを必要とする作業には時間がかかっておられ、緊張やストレスを感じるとそれがより顕著に現れていました。PCスキルは、左クリックや右クリックも理解されていない状態でした。しかし、〇〇さんは過去のバイト経験からか、不明点や決められたタイミングで報告を行うことができていることに加え、メモをとる習慣も身についておられました。それ以上に私が〇〇さんの強みだと思っていたことは、KSさんいつも元気で明るく真面目であることに加え、反復学習に抵抗がないということでした。

その強みを活かし、できるだけ反復する機会を増やすことを意識し訓練を提供するようにした結果、最初の3ヶ月でパソコンの知識はまだ足りないものの、お伝えしたPC操作は確実に行うことができるようになり、タイピング速度も150文字以上向上しました。

それと同時期から、PEAKS六甲が毎月1ヶ月のうち2週間実施している施設外就労にも参加されました。当初は指示書に従いミスなく行うことに重きをおいておられたため、作業は速くありませんでしたが、繰り返すことで作業速度は向上し、高い精度を維持しつつ、平均的な速度で業務をこなすことができるようになりました。そして利用開始から半年が経つ頃には、どの業務を振られてもミスなく安定した速度で遂行できるようになりました。PEAKS六甲の訓練では、新聞スクラップやオリエンテーションを通し、緊張はしながらも自身の意見をよりわかりやすく伝えることができるようになりました。

そうやって訓練をしていく中で、良いご縁があり、事務補助として最初は短時間労働で就労時間延長支援を利用しながら就職し、利用開始から約8ヶ月でフルタイム勤務になりPEAKS六甲の利用を終了されました。

終了する頃には、タッチタイピングでデータを入力できるようになり、WordやEXCELの基礎を理解し、簡単な関数を使った表の作成ができるまで成長しておられました。また整理してから報連相をするようになり、相手に伝える力も向上していました。

〇〇さんを支援する中で、反復することの大切さを改めて感じました。〇〇さんはどんなことにも自信がなく不安をお持ちの方でしたが、反復することで自信をつけていかれ、最初は抵抗感があったPCでの作業もできるようになられ、最終的には事務補助として就職されるまでに成長されました。

〇〇さんを支援していく中で、反復することによる慣れは、得た知識を定着させるだけでなく、不安を軽減し自信に繋がる重要なことであり、就労定着支援事業の役割の1つがその反復をする機会を提供する場なのだと再確認しました。今後の支援では、今まで以上の反復の大切さや反復する機会を提供できるようにしたいと思っております。

併せて、〇〇さんのブログもご覧になっていただけると幸いです。

PEAKS六甲 担当職員


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