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自閉症文学のススメ(0)

皆さん、私は自閉症です。更には、躁鬱も患っております。正確な病名は憶えていませんが、こう見えて文学を嗜んでいます。無論、書く方を。宣伝になってしまうのでURLは書きませんが、某投稿ページにてブックマークを合計して数千人程度の読者がいます。
自閉症といえば、あの本。東田さんの「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」。人気ですね。ああいった本に限らず、今は障碍者本人並びに周囲の人間のエッセイ的体験談が人気のようです。古い所では、ニキリンコさんの「俺ルール」辺りでしょうか。とはいえ、定型者であってもなかなか文字を書き続けて一冊の本にするということは、編集部との協議のことを考えなくても難しいもの。
と、いうわけで。ここはひとつ、私が実践形式で「自閉症文学」つまりは、自閉症者が書く、当事者研究としての論述を文学風エッセイに記す行動を当ブログに講座として掲載したいと思います。早々に閉鎖されなければ、うれしいのですが。
まず自閉症文学執筆のために必要なものを準備しましょう。
・パソコン(ワープロ代用可、カメラのついていないものが望ましい)
・ワープロソフト(なければ、メモ帳機能(いわゆる.txt拡張子ファイル)でも可)
・紙に起こす場合は、プリンター
・投稿サイトに応募する場合は、インターネット接続環境
以上ですね。このブログを読めている場合は、問題ないと思います。あ、カメラはいろいろと面倒なことになるのでシールとかで閉じておくことをお勧めします。
と、いうわけで。道具が揃ったなら、今から講座を始めたいと思います。
とはいえ、紙面が残り少ないのでまずはプロットを練りましょう。え?プロットって何?
本の設計図です。つまりは、自分にわかる範囲でいいので、どういう本を書くか、そしてその本を何文字で書き終えるか、最後に、その文字数ならば書き上げるのに何か月かかるか、といったことです。短編ならば、数週間でも大丈夫かもしれませんが。私事ですが、私は十万文字を書き上げるのに、最低でも一年はかかります。書き始めると早いし多いのですが、書き始めるまでや、想定外のこと、そして鬱がいつくるか分からないので、多めに見積もって十万文字を一年、という感じです。無論、皆様は初陣なので、こんな難行に挑む必要はありませんが、短編とされる一万文字でも最低一か月はかかるものであるという覚悟だけは決めてください。その覚悟がなくてもできる方法を、できれば伝授したいものなのですが、何分私はまだプロではありませんし。それでも、一日400文字書ければ、30日で12000文字になります。つまりは、そういうことです。
ああ、それとなんですが。なぜパソコンを使うかといえば、その方が読みやすいからです。修正も容易ですからね。肉筆で書きたい、という人がいるならば、止めませんしその権限は存在しません。でも、パソコンで書いた方が、間違いなく楽だとは明言しておきます。
それではそろそろ紙面が付きましたので、また次回、プロットの作り方からお送りします。


職場実習を終えて

 わたしはとある店舗に職場実習に行った。初めての職場実習ということもあり少し緊張した。
 初日は、その店舗についての説明と実際に現場に出て働くということだった。商品の品出しと陳列だった。出来栄えは悪かった。特に陳列は、抜けがあり指摘をされた。お客様に場所を聞かれると、初めは戸惑った。二回目はきちんとサービスカウンターのほうで解決してもらった。初日はこんな感じで終わった。
 二日目は、陳列と見切り品の確認をメインに行った。陳列は結構できるようになった。見切り品の確認では、見切り品に付けるバーコードを少し破いてしまった。まあ何とか解決した。そんな感じで二日目は終了した。
 三日目は、陳列、品出しをメインに行った。品出しの際、スタッフの指示が理解しづらく別のスタッフに質問して、というかやってもらってようやく理解した。
 最終日は、ひたすら見切り品の確認をした。これまでいろいろやらかしてきたから、さすがに最後は成功させなければならないと思い頑張った。何とか終えた。
 「お客様を大切にする」ということを最初に課長に言われた。最初は自分のことしか考えれなかった自分。しかしいろいろやらかしていく中で初めて、相手の立場に立つことができたと思う。今回のことは今後の実習における課題に結び付いたような気がする。


怒りを誘発する一次感情と、その対処方法

 現在の自分の問題点と、PEAKSでの今後の目標について書かせていただきます。

 私は小さな苛立ちを余すところなく蓄積し、一触即発の精神状態になりやすい性質です。
しかも、限りなく沸点に近づいた辺りでやっと「今、私は冷静ではないようだ」と気づくのです。その時点では既に手遅れ、全てに腹が立つ状態になっています。談笑が聞こえれば舌打ちしたい気持ちになり、相手の言葉尻がいちいち癇に障って突っかかりたくなります。以前勤務していた職場でも何度かこの状態に陥り、最悪の時は物への八つ当たり(しかも社内で!)という、大人としてあるまじき事をしていました。全く発散にならず、周囲の人間を嫌な気持ちにさせ自己嫌悪だけ増して、ますます苛々する悪循環です。社内で孤立し、人間関係がうまくいかずに退職に至りましたが、その要因の一つは間違いなくこれです。
先日行かせて頂いた実習でも、決して物に当たるまでには至らないものの、近い状態に何度か陥りました。もしかすると実習先の社員さんにも、ピリピリした空気が伝わっていたかもしれません。苛立ち・怒りが表面化する段階になってからでは、もう手の施しようがありません。それを防ぐためには、もっと早い時点で何とかする必要があります。

 自分の怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」という心理トレーニングがあります。目的は怒りの抑圧ではなく、生じた怒りに適切に対処する事です。私は以前から関心がありましたが、最近更に必要性を感じ、何かヒントを得られるかもしれないと「日本アンガーマネジメント協会」様のHPを拝読しました。拝読して特に印象的だったのは、怒りは「二次感情」であり、小さな「一次感情」(悲しみ、傷つき、落胆といったネガティブな気持ち)が限界まで積み重なった結果として生じるものだという事です。これには思い当たることがありました。
例えば先日の実習。度々苛立ちを覚えたのが「指示内容に理解が追いついていない所に、変更の指示や曖昧な指示が次々重なる。指示を出す人は、私が理解できていると思い込んでいる」という状況でした。その状況で、小さな当惑や辛さが重なっていたと思われます。

 怒りの原因が一次感情の蓄積であるなら、一次感情が生じ始めた時に対策を講じるのがよいでしょう。先程の実習の例では、「理解が追いつかないと感じ始めた時」です。思いつく対策方法としては、理解出来ないと相手に伝える事です。「相手の話を遮りたくない」という気持ちがあると、つい分かったフリをしがちですが、それが後の苛々の原因になります。自分のためにも相手のためにも、勇気を出して「分かりません」と、(もちろん適切な言葉を選んで)伝えた方がよいのです。
対人でのストレスが怒りの原因の場合、苛立ちを感じる相手との「相互理解」が怒りの緩和のために大切だという事です。前述の「自分の状態を相手に理解してもらう」という対策方法は、相互理解を深める事にも繋がります。

 自分の状態を相手に伝えるといっても、まず自分自身がそれを分かっていなければ伝えようがありません。相互理解の前提は「自己理解」なのです。自分の心の動きや状態を客観的にみて整理し、把握しておく事が必要です。
自己理解を深めて一次感情を早い段階で自覚できるようになる事、二次感情(怒り)が出てくる前に自分の気持ちや状態を相手に伝えられるようになる事が、これからの訓練や実習での課題だと思います。同時に、そうした対策だけでは防ぎきれずに怒りが爆発しそうになった時、後で後悔しないようにどう対処するかについても、自主的に勉強したいと思います。


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