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当事者研究編ノ第2回

 皆様、こんにちは。みっちゃんです。
 本日は所長の連載許可も出たので、当事者研究の必要性に触れつつ、わたし個人の当事者研究を紹介したいと思います。
 今回は、かつてあるページでも触れましたが、仮想脳内物質、ゲヘゲラーデンについて述べたいと思います。
 さて、この物質ですが、わたしの場合はある物語を視聴読解することによって多量に分泌されるのですが、他の方にとってもそうとは限らないでしょう。現に所長は面談の際にその物語の絵のタッチが嫌いだと言いましたし。
 しかし、仮想脳内物質として提唱する以上は、ほかの人にも経緯はどうあれそういった脳内物質があると仮定することによるものなので、ではどういった経緯によってその脳内物質ゲヘゲラーデンは分泌されうるのかということですが、その人が好きなものに接することによって分泌されるものであると定義いたします。いわゆる、好きこそものの上手なれというのは好きだからその行為をやる、故に上達するという意味なのですが、ではなぜ人は好きであるという行為を繰り返し行うのか。それは脳内物質が快感として分泌されるからであろうことまでは現状の脳科学でも常識となっていますが、ではその快感をつかさどる脳内物質というものは果たしてドーパミンやアドレナリンなど、既存の概念物質のみで説明できるのか。わたしは否だと思います。故に、ゲヘゲラーデンを提唱するのでありますが、ではそのゲヘゲラーデンとはどんな化学式なのか。残念ながらわたしは自然科学者ではないので研究するだけの学問的蓄積はありませんが、ある種の勘を以てそういった脳内物質が存在するのではないかと思っています。
 確かに、既存の物質で説明できるかもしれません。ドーパミンが何%、アドレナリンが何%、オキシトシンが何%、オレキシンが何%などの配合で組めばそのゲヘゲラーデンが再現できる可能性だってあります。しかし、現状ではその脳内現象は事例が少数しかないため、ブラックボックスである脳を解明できていない現状、ゲヘゲラーデンという仮想脳内物質を素人が提案してもいいのではないか、と思います。
 それでは、その脳内物質は好きなことをすれば分泌されるのであれば、過去にもそういった事例は存在するのか。すると思います。しかも、割と歴史的に重要な出来事で。それは、宗教的法悦なのではないかとわたしは考えています。例えば、インド地方にいた故ゴータマ・シッダールダ氏が悟りを開いたとされる出来事も、そのゲヘゲラーデンをスジャータという人物が提供した乳粥によって偶然大量に分泌されたことにより、結果として仏教は誕生したのではないか、と。すなわち、ずっと苦役を身体に強いており、その苦役から解放され食事を摂取し、その食事がよい味だったために今まで縛り付けられていた心身が解放されたため、偶然にゲヘゲラーデンが分泌されたのではないかと思います。なぜこんなことを書いたかというと、彼曰く、「ずっと未来には凡夫でも悟りを開くことができる」という言葉を遺しています。これはどういうことかと言えば、彼はおそらく聡明なその知性から、未来の世界は凡夫でも自分が体感した苦行の如き苦役に縛り付けられていると勘付いてしまったのでしょう。故に、その現象を、つまりは悟りを、凡夫でも体感することができてしまう、と。
 さて、紙面のわりに話が進んでいませんが、元々今回だけでゲヘゲラーデンを終えるつもりはありません。前回の自閉症文学に比べ、今回はテーマごとに1回や数テーマを1回ではなく、1つのテーマを何回にもわけて彫っていきたいと思います。そんなわけで、次回、話の転び方によってはどうなるかはわかりませんが、引き続きゲヘゲラーデンの効能について探っていきたいと思います。それでは。


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