ピークスネットワーク

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新入生の皆様へ(仮)(黒バラ編)

こんにちは。黒バラです。
今回は、これからピークス六甲へ入校してくださる方への行事紹介と在校生の私の思いを3つのブロックで綴りたいと思います。みなさんは体験や見学などを経て、入校となりますが、初日の午前中はオリエンテーションとなります。オリエンテーションは私たち利用者2名が主体となって進行し、自己紹介やピークス六甲での規則などの説明、施設内外の案内をします。ここで一番重要なのは、みなさんが持っている新しい環境への緊張や不安感を取り除き、ピークス六甲へ安心して通ってもらうことです。私自身、初対面の方への緊張も多少ありますが、親しみを持って和やかな雰囲気を作ることを心がけています。

[オリエンテーションに向けての準備]
・利用者2名で、入校される方がピークス六甲で使うテキストや文具などを一式用意したり、テプラを使用して名札のシールを作成しています。お名前の漢字を間違えないように慎重に行っています。
・当日に向け、ペアの利用者さんと進行の打ち合わせをしています。

[オリエンテーション当日]
・入校される方の雰囲気やペースなどを掴みながら、丁寧に説明していきます。
・ピークス六甲での規則については、用紙を一緒に読みながら進めます。
・入校される方のお話も丁寧に聞き、質問などがあればわかる範囲でお答えします。
・施設内の案内は各エリアの紹介と使用時に気を付けるポイントを説明しています。
・駅周辺の施設や郵便局などを一緒に回り、六甲道駅周辺の案内をしています。訓練の生活で必要な場所は回りますので、遠方の方でも安心してご利用いただけます。

[オリエンテーション後]
・面談でオリエンテーションの感想や振り返りを行います。思い浮かんだ不明点の確認もきちんと出来ます。
・オリエンテーションで会話したきっかけから、個々でお話が弾む方や緊張がほぐれる方   が多いように感じます。訓練生としてピークス六甲の役に立てたかなと嬉しいです。


“オリエンテーション”というと学生時代の授業の響きを思い出してしまいますが、「私たち利用者からの初めましてのご挨拶」というくらいの認識で、気を楽にしてご参加いただければいいなと思います。みなさまにお会い出来る日を心より楽しみにしています。


くすのきゆりさんの講演での気付き(黒バラ編4)

こんにちは。黒バラです。
今回は2020年11月7日に垂水区文化センターで行われた、くすのきゆりさんの講演の感想を綴りたいと思います。「困り感のある子ども・若者に寄り添う~発達障害の理解と支援」というタイトルで、くすのきさんのお人柄により、和やかで楽しい講演会でした。ご本人やご家族に発達障害の症状があるとのことでしたが、非常に冷静に、ひとつひとつの事象を丁寧に観察されている様子が浮かびました。発達障害の当事者やご家族は、身近な不安や将来的な心配などから端的に(表面的に)事象をジャッジしてしまいがちなのではないか(御多分に洩(も)れず、私自身もです)と思うことが過去しばしばありましたが、くすのきさんからは発達障害への飽くなき理解と懐の深さ、時間のかけ方が伝わってきます。くすのきさんの言葉を引用すると、「障害特性も性格(プラス面・マイナス面含めて)もひっくるめて“その人”である」のです。
私の新たな発見としては、発達障害を持つ人の特徴として、疲れやすさ(外部の刺激に対し、身体的にも精神的にも疲弊しやすいのだと思います)を挙げられていたこと、また、HSP的要素も見られるというお話があったことです。確かに私自身、身近な5名の方から「HSPって知っていますか?HSPの特徴があなたと随分似ていますよ」という情報を多々頂き、勉強しています。
また、やや情報過多(個人的主観です)な発達障害児の療育に対しての向き合い方は、「こういう考え方を当時自分の親も知っていれば、親も自分も煮詰まらなかったのだろうな」と思う内容でした。同時に今ピークス六甲の訓練で大事にされているポイントととても重なりました。相談する能力を身に付けることの重要性、得意分野を伸ばすこと、挨拶や報連相の指導、ソーシャルスキルを身につけること・・・等々。字面では当たり前のことのように受け取れますが、この基本を当事者が訓練として日々実践・試行錯誤・振り返りをすること、支援者が丁寧に見守り・各指導をすることは、どちらにとっても根気がいるものです。ソーシャルスキルトレーニングがあまり得意でない方もいらっしゃるとは思いますが、社会で生きていく為に、自分の人生の為に、それらを自然に行えるよう日々訓練するのが案外就職への近道なのではないかとも思います。私自身、ピークス六甲で感情のコントロールやストレスへの対応法を随分学んできました。
このブログを読んでくださった方の中には、就労移行支援事業所をどこにしようか悩んでいる当事者の方や発達障害者を雇用している企業の方もいらっしゃるかもしれません。いずれにせよ、お気軽にお問合せくださいという気持ちでいっぱいです。随時受け付けていますので、見学していただき、ピークスの雰囲気だけでも知っていただけたら嬉しいです。
世知辛い世の中だけど、案外世界は開けているのだと私はいつも信じています。
あなたからのメッセージをお待ちしております。


ひょうご障がい者ワークフォーラムでの気付き(黒バラ編3)

こんにちは。黒バラです。投稿も3回目となりました。秋も段々深まってまいりましたね。
今回は、2020年10月27日(火)に行われた「ひょうご障がい者ワークフォーラム2020@神戸クリスタルタワービル」の所感について綴ります。コロナ禍での対策も最大限されており、安心して参加できました。
ひょうご障がい者ワークフォーラム2020は『兵庫県で初の開催となる障がい者雇用の活性化を目的とした企業説明会』なのだそうです。合計12社が出展されました。テレビのクルーがインタビュー撮影を行っていたようで、注目のイベントである事が伺えます。当事者としては今まで知らなかった企業や会社の雰囲気を掴める絶好の機会であり、とても楽しみにしていました。
実際に行ってみると、フォーラムの対象者が広いため(就労を目指す障がい者・保護者~企業・支援機関・学校関係者等)、さまざまな方がいらっしゃり活気がありました。各企業がブースで区切られており、作業チームメンバーのポスターが貼ってあったり、資料が展示されていたり、のぼりがあったり、温かい雰囲気やクールな雰囲気など、企業の特徴が現れていたと思います。また求職者側からは聞きにくい、企業からの配慮点を直接説明で聞けた点は大きかったです。入社後の配属異動の可否であったり、産業医・指導員等のサポートの体制など、パンフレットからは読み取れなかった部分がクリアになりました。
全ての参加企業からお話を聞くことは時間的にも難しそうだったので、特に興味のあった三社を優先して話を聞いて回りました。一社目はスタッフの方がよく目を合わせてくださり好印象です。望む人材像がはっきりしており、個々の能力を発揮されることを重視されているようでした。二社目からは和やかな社風を感じ、実際の作業を間近で拝見することも出来ました。三社目は、スタッフの方の印象から入社後のイメージ像が浮かびました。企業紹介DVDで実際に働いている方の声を聞けた点が良かったです。合計で三社のお話を聞くことが出来ました。混雑回避の為の時間帯分け(1時間半)がされていましたが、集中して聞いている為、体力的にも私にはちょうど良い時間単位だったと思います。
少し残念だったのは、コロナ対策の為のアクリルボードやフェイスシールド、マスクなどで声が抑制され、説明が聞き取り辛い箇所があった事です。賑やかな場でもあったので、集音器等があればベストだったように思います。またフロアと参加人数に対し、少し閉所気味だったので、次回はもう少し広いスペースのフロアだと不安感も和らぐので嬉しいです。
次回も参加したいと思うワークフォーラムでした。今回の知見も今後の就職活動に役立てていきたいです。


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