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アイスブレイクと実習発表

 皆さんこんにちは、88です。今回は、4月15日(金)に行った私のアイスブレイクと実習発表について振り返りたいと思います。

まず実習発表をする前に、私が企画したアイスブレイクを行いました。皆さんに行っていただいたのは、「いつどこでだれがなにをしたゲーム」です。このゲームは読んで字の如く、「いつ」「どこで」「だれが」「なにをした」というお題で自由に文章を紙に記入してもらい、これをお題ごとに箱に入れシャッフルして一枚ずつ引いてもらうゲームです。引いてもらった文章はその場で読み上げていただきます。色んな人が書いた言葉がランダムに組み合わさるので、突拍子もない内容になったり、綺麗に意味が通じる文章になったりしますので、その偶然性や言葉の面白み、皆さんが好む傾向にある言葉などを知って楽しんでいただきました。通常アイスブレイクは20~30分程で行っているのですが、今回は利用者の方が積極的に発言をしてくださって盛り上がったため、1時間行わせていただきました。このゲームのために、お題を記入する用紙や用紙を入れる箱も用意しましたので、なかなか充実した企画を提供できたのではないかなと思います。

その後、30分の時間の中で私が3月中に行わせていただいた企業実習について発表を行いました。発表に先立ち、職員の方と訓練生の方に発表の練習を見ていただきました。その中で、「はっきりした声でゆっくり話すこと」「発表する際の口調に抑揚をつけること」といったアドバイスをいただきましたので、当日の発表ではそれらを意識して発表を行うようにしました。また30分という既定の時間内に発表ができるように意識をして、進め方やスピードを調節するようにしました。結果として、私が実習にて学んだことや感じたことを伝えることができたと思いました。

今回、私自身で物事を考えて実行することを目標に定め、重点的に行いました。今後就職をして仕事をして行く上でも、抑揚をつけた分かりやすい説明を心がける事、時間を意識して物事を進める事、といった点を意識しつつ、自分で企画、説明、実行する業務を行いたいと思いました。

 以上、長々と失礼しました。またお会いしましょう。              88


使用した箱と紙です。


ニュー・シネマ・パラダイス

 皆さんこんにちは、88です。今回は映画についてお話ししたいと思います。皆さんはよく映画をご覧になりますでしょうか。新しい映画、古い映画、こだわりの映画、とてもじゃないけど見てられない映画。色んな映画が日々作られ、私達はそれを楽しんでいますよね。
 私は映画を見るとき、前評判などは気にしない様にしています。映画は本当に玉石混合で、しかも人の前評判なんかあてにならないときもあるからです。見てみないと分からない。まるで初めて入るレストランのようですよね。人によっては、まずい料理なんか一切食べたくないとも思うでしょう。つまり、つまらない映画なんて一切見たくない、そう思う人は多いはずです。だからこそ映画レビューサイトや、評論家といった方々が重宝されてもいるわけです。しかし、映画の楽しみ方とは、それだけではないはずです。人々から良い評価を受けている映画は確かに面白い。しかし、面白い映画だけを見ているのでは、何故面白さを感じているのかが分からなくなってしまうかもしれません。

それならば、あえてつまらない映画に挑んでみるといったことも、悪くないと思います。なぜなら、自分が面白いと思っている映画が他人にとってはつまらないとされたり、その逆の映画もあったりするからです。世間的に見て、これはつまらない映画であるという評価を受けた映画を見たとしても、「これは私に向けて描かれたメッセージなのだ」と感じる事があるかもしれません。また人とのコミュニケーションにおいて、話題とする映画が面白くなければならないということもないのではないでしょうか。「あの映画はここが良かったね。」「ここはつまらなかったね。」と、色んな評価を語り合うこともまた、映画を見ることの醍醐味なのですから。

映画とは一期一会なのだと思います。それは人と人とが出会うように、映画もまた作る人と見る人の出会いが生み出したものだからです。映画というものが誰かの人生を切り取って映し出すものであるならば、それを作る人にとっても見る人にとっても、映画は人生の一部と言っても良いでしょう。たとえつまらなくても、劇的な伏線などなくても、それはあなたの素晴らしい人生の一部なのだと映画は教えてくれるでしょう。

そして、私達は映画の世界を楽しんで、自分達の世界、つまり現実へと帰って行くことができるのです。辛く苦しく、楽しくて喜びに満ちた、そんな世の中で生きていく上で、映画は皆さんの人生を豊かにしてくれるはずです。陳腐でベタな表現ですが、本当にそうなのです。

 最後に、この記事のタイトルにもなっているジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)より映画技師アルフレードの言葉を引用して
終わりにします。

「人生はお前が観た映画とは違う。人生はもっと困難なものだ。」
「自分がすることを愛せ。子どもの頃に映写室を愛したように。」

以上、長々と失礼しました。またお会いしましょう。              88


ピクトグラムについて ~簡素に伝えること~

 こんにちは、88です。今日はピクトグラムについてお話しようと思います。皆さんはピクトグラムとは何なのか、ご存じでしょうか。主に公共空間において、案内事項や説明事項などを視覚的に表示して伝えるための簡略化された図や絵文字のことです。公共空間のそこかしこに見られる上、東京オリンピックの話題でご存じの方も多いかもしれません。

 実はピクトグラムが日本において広まった要因は、何を隠そうそのオリンピックなのです。1964年の東京オリンピックにおいて、出場する為に来日する外国人選手向けに、国際的な案内を作成する事は急務でした。当時の日本は戦後とはいえ国際的な配慮といった概念は薄く、まして町中の英語標識なども数少ないものでした。かと言ってオリンピック会場に英語の標識を作るというだけでは、世界各国から来日する選手たち全員にその意味するところを伝えられるとも限りません。そこでオリンピック委員会のデザイン懇話会にて美術評論家の勝見勝氏が、視覚言語、つまりピクトグラムの重要性を話したのです。様々な言語が話される場において、視覚的情報は共通した言語として機能すると考えられたからです。そして、東京オリンピックで生まれたピクトグラムは、12人のデザイナーが3ヶ月をかけて制作しましたが、彼らはそのピクトグラムの著作権を放棄する事を宣言しました。ピクトグラムが公共の役に立ち、様々な人々に広く利用されることを願ったのです。

 今では、公共空間に様々なピクトグラムが掲示され、私達に分かりやすく物事を説明してくれています。その影には、年齢や人種、性別や障がいといった様々な違いを持つ人々に簡素に分かりやすく物事を説明しようという制作者の思いが詰まっているのですね。

 そして、簡素に分かりやすく物事を説明しよう、ということは何もピクトグラムだけに限ったことではありません。自分から何かを伝える、相手に何かを説明する、といった日常のコミュニケーションにおいても重要な考えだと思います。私自身もそういった考えをいつも実践できているとはとても言い切れません。ですが、行おうとする気持ちはいつも念頭に置いておきたいと思います。皆さんも簡素に分かりやすく物事を説明しようということを意識してみませんか。そして町中のピクトグラムを見つけて、そのことに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 以上、長々と失礼しました。またお会いしましょう。             88


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