ピークスネットワーク

電話番号 070-846-3009 お気軽にご相談ください。

PEAKS神戸に通う日々について(第三回)

こんにちは。バリスタです。
今回はPEAKS神戸・PEAKS六甲で行われる施設外就労についてお話したいと思います。
施設外就労とは、就労支援事業所のPEAKS神戸・六甲が二週間ごとに交代で阪神友愛食品(コープ共済)での実際のお仕事する訓練です。

就労支援を利用する方は、仕事を経験している人もいれば、全く仕事をしたことがない人も居られます。
必ず職員のサポートがある環境で、個人の体調に合わせて一日だけなど単発での就労や午前午後のみなど、その人自身のペースに合わせて就労経験を積むことができて、実際に健常者の方も行っている仕事を経験することが出来ます。

主にデーター入力や封入作業などの軽作業ですが、職員と相談しつつ、その人の得意なことに合わせて仕事に入っていきます。

目標は、仕事に慣れること、就職時の困りごとを失くすことです。

例えば、聴覚過敏などの職場環境での障害に対する困りごとの発見ができるので、自己理解を深められ、自分の苦手を対策できるので、仕事の経験がない人でも就職時困りごとや悩みを抱えず、安心して就職できます。
仕事に慣れ、少しずつ自分の強みを作れることで、自信につながることがこの体験の魅力ではないかと思います。
また、工賃というお金が貰えることも、仕事としての実感は持てます。

私は、施設外就労を通じて仕事を経験し、入力作業が職員と変わらない程度に速くなりました。
そして、雑談がある環境では、仕事に集中しづらいことも分かり、自分の特性、得意なことに合わせた実習を受け、就職先、業種を選ぶ際も、参考になっています。

このように、PEAKS神戸、六甲では、就職に結びつける為の小さなステップが沢山あります。
体調が整わない、自信が持てないなど今は出来ない状態でも訓練することで就職という大きなステップを踏めることを、修了する日に実感すると思います。
PEAKSの職員は就職から定着支援(就職して最長3年半)まで皆さんが自信をもって働けるようにサーポートしてくれていると私は感じています。


PEAKS神戸に通う日々について(第二回)

 こんにちは。
 先日、ブログ書かせて頂きました。バリスタです。
 今回で第二回目になります。
 初めてこのブログを読む方は、第一回目も拝見して頂けたらありがたいです。

 PEAKS神戸では、人前で話す機会が多くあります。
 朝の1分間スピーチとそれに対するコメント、毎日の終礼時の利用者からの本日の訓練についての感想、個人によっては、企画立案し、プレゼン(発表)などを行っています。

 私も含めて人前で話すことは、誰しも緊張するものです。
 就職してからも朝礼や終礼があるところも多いと思います。
 その中で1分程度のスピーチを言わなければならない企業もあり、それに対しての感想やコメントを人前で話さなければならない場面は令和の時代になっても多いのではないでしょうか?

 1分間スピーチの内容は何でもいいのですが、主に働くことについて、時事ネタ、趣味から障害についての工夫についてなど人によって、様々な事柄をテーマに皆さん話されています。

 職員も朝礼や終礼時にスピーチをされるのですが、それがあることで、利用者が人前で話す際の良い手本になっています。

 スピーチに関する感想や自分の振り返りについての感想なども、人前で発表することで、他人の意見や感想を聞いて新たな発見があり、自分の知識が増えることも多く、苦手なことにも果敢に挑戦し、慣れておくことも大切だと感じています。

 目的として、自分の考えをまとめて言葉にする、自分と他者を比べて声の大きさや時間管理、ペースなど気をつけながら場慣れし、自信をつけること、「出来た!」と成功体験を積んで企業で困りごとが起こらないよう発表の場を設けています。

 スピーチの他にも、自ら、簡単なレクリエーションの企画、計画を立てること、予算管理などの幹事的要素から皆に発表し実行するまでを行うことにより、総合職、事務的仕事に慣れ、いきなり就職して何をしていいかわからない状況を作らず小さなステップから始めて、企業で働ける準備をしています。

 今回は、発表についてブログを書かせて頂きました。

 PEAKS神戸はどの訓練も今の段階でトライ&エラーし、成功体験を多く積むことにより、企業に就職した際、自信を持って働けるように、個人、個人に合わせて支援して下さっています。

 新しくPEAKS神戸に入る皆さんは、支援員と二人三脚で自信をつけて社会で活躍して下さい。


PEAKS神戸に通う日々について

こんにちは。バリスタと申します。
職員の方に文章を書くことが気晴らしになるなら書いてくださいと、ブログを定期的に書かせて頂くことになりました。

今回からPEAKS神戸での日々での気づきや就労支援事業所とはどんなところなのか、私の興味関心ごとについて書いていけたらと思います。

まず、PEAKS神戸のHPを見た方は、発達障害専門の事業所だと思われる方が大半だと思います。しかし、私は、発達障害ではありません。統合失調症という精神障害者としてPEAKS神戸に通っています。

事業所に所属する前、職員の方から「発達障害の方が多いのは事実だけども、必ずしも発達障害のみの事業所ではないので、利用者本人がPEAKS神戸に通いたいと思われるのであれば発達障害でなくとも良いですよ。以前も統合失調症の方も居られました。」とおっしゃられたので体験を通して職員、利用者も含め穏やかでほっとする雰囲気が気に入りPEAKS神戸を利用しています。

PEAKS神戸の特色は他の事業所での体験で見られなかった“指示書”という訓練や当番などの説明書(指示書)があることです。
私はなぜ訓練から当番まで指示書を読んで進めてください。というスタイルなのか当初はわかりませんでした。
私の経験上、口頭での指示や見て理解しなさいというのがどの仕事に入職しても基本でした。PEAKS神戸を利用したては、指示書に慣れてしまっては卒業して仕事に入った時逆に困るのではないかと感じておりました。

しかし、PEAKS神戸は、発達障害の方が多いので、発達障害について調べてみるとマニュアルを文字として可視化するなど視覚情報での理解が口頭指示よりも理解がしやすいことを知りました。
確かに指示書があると、毎回職員の方(上司)に聞かずとも自ら解決する力を身につけることができると感じます。

例えば、指示書で理解が追いつかないとき職員にただ聞くのではなく、相談する力も見ていると職員の方はおっしゃられていました。
「失礼します。○○さん今お時間よろしいですか?この指示書のこの部分が分かりにくいので教えていただけませんか?」という様に、ビジネスマナーや上司との相談のコミュニケーションの取り方が分かり実際、就職したとき役に立つことだと思います。

この事業所は就職経験がある方もいれば、学生だった方もいます。
私自身、仕事を覚えることよりもコミュニケーションにつまずいていましたので、改めて日々の訓練で、指示書を読み、訓練の上での疑問や困りごとに関して上司の立場の職員への報連相(報告、連絡、相談)が仕事に向けての準備として役に立っています。

今回は指示書について注目して書かせて頂きました。
次回もPEAKS神戸について少しずつ紹介していきたいと思います。


PEAKS神戸に入るきっかけ

 PEAKS神戸に出会ったのは就労支援事業やA型作業所B型作業所が集まる福祉フェスを市役所の相談支援員の方に紹介されたことがきっかけでした。

 福祉フェスでPEAKS神戸の支援員の方と話を伺い、今まで私は一般就労でしか働いた事がなく就活をするうえで障害者雇用は採用されにくい、一般雇用なら面接には呼ばれると思っていた私に障害者雇用では面接の際、支援員が付いて行き本人の特性やどういったことが得意で力を発揮できるかを支援員から伝えることができて企業側もそれを重要視していること、就職後定着支援があること、また一般雇用でも面接に付いては行けなくてもサポートができることを知ることが出来ました。
 
 仕事をするうえでコミュニケーションをとる際の伝え方で苦労していました。
 
 「今お時間いいですか?」と聞く際「~の件なんですけど、何時頃に何分時間もらえますか?」と上手く伝えたり「資料を作って。」という指示があれば、(図のラフを紙に書いて)「このような資料で大丈夫ですか」と確認とってから資料作りに取りかかると良いですよ。と伝え方の工夫があると良いとアドバイスを下さって、コミュニケーションのとり方、伝え方の訓練もしていると聞き好印象で話を終え、体験を受けました。
 体験で同じような悩みもある人達と出会いポジティブに障害に向き合っている姿を見て自分はそんなにも不幸ではないと思えました。

 体験後。障害者雇用の面接会で偶然もう一度職員の方とお会いして雑談の最中、職員の方が「いろいろな方が頑張っている面接会の雰囲気が好きなんですよね。」という言葉を聞いて少し障害を肯定された気持ちになりました。

 その時、PEAKS神戸の職員の方は無理ではなくポジティブに未来を実現できる工夫や提案をして下さる人達なのだと安心感を得て、前を向いて歩こうと思えたのがPEAKS神戸に入るきっかけとなりました。


利用者ダイアリー 一覧を見る

  • スタッフブログ
  • 保護者の声