ピークスネットワーク

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ピークス神戸を利用して

 2年間、ピークス神戸を利用し、訓練を通して無事に就職することが出来ました。
訓練では、自分の得手不得手を知り、得意な部分を伸ばしていった事で、特にパソコンの操作では、最初はおぼつかないことが多くありましたが、W/S(word、Excel)、文書入力をしたことで、入力できる文字数が増え、パソコンの操作もスムーズに行うことが出来、ホワイトボードに掲示されている当番表の作成にも携わることが出来ました。
郵便仕分け、ピッキング等の軽作業では、精度重視で行っていましたが、複数回繰り返し行うことで、前回の作業でミスがあった場合は、そのミスをどのようにすれば減らすのか具体的な対策を立てたことでミスを減らすことが出来た事で自分のモチベーションに繋がりました。また、毎月行っている目標作文では、その月の振り返り、次の月に立てる目標を決めました。振り返りを行うことで自分が出来た事、出来なかったことを可視化することが出来、出来なかった部分に関しては次に月の時にできるような目標を立てたことでその目標を達成出来るよう様々な訓練、作業を通すことで作業する大切、楽しさを改めて知ることが出来ました。
毎週金曜日に行っているグループワークでは、最初は積極的に参加することはなく、回数を重ねていくうちに積極的に参加することが出来、毎年12月の終わりに行う大掃除の企画の担当を任されるまで成長することが出来ました。また、毎週水曜日に行っている自分を知るプログラムで自分の長所、短所を知ることが出来、会社に送る書類、面接の時には参考になり、志望動機等で役に立ちました。自分の障害特性については、今までは障害特性について考えてこなかったので、配慮はどのようにすればいいのか分かりませんでしたが、自分を知るプログラム等を通して、自分の障害特性の配慮事項についてどのように対処すればいいのか知ることが出来ました。
また、最初の頃は、職員さんに相談することは出来ていたものの、伝わりずらい事が多くありましたが、上記の訓練を通して、職員さんに相談する機会が増え、自分がどんなことを最初に伝えればいいのか内容を考えたことで、自分が伝えたいことが伝わるようになったので良かったです。


PEAKS神戸を利用したきっかけ

 私は令和2年9月からPEAKS神戸を利用しています。PEAKS神戸を利用するきっかけとなったのが、社会人になって3年経過してからです。幼少期の頃から軽度の知的障害、自閉症スペクトラムと診断され、小学生の低学年までは特別支援学級でしたが、高学年からは一般学級で授業を受け、それ以降の中学・高校も一般で入学し、高校卒業してからは一般就労で、3社正社員で従事しておりました。一社目は、正社員の三交代での、夜勤が馴染まずに休職してしまいました。理由は、充分睡眠がとれず疲れがたまってしまったからです。10月からは、会社の配慮で日勤に勤めることが出来る部署に異動となりました。当時、私はパソコンスキルを身に付いておらず、書類作成が難しく、退職しました。2、3社目は、正社員で入社しましたが、会社の求める水準に自分の能力が達することが出来ず、自分では無理と思い退職しました。当時は、自分の障害特性について自己理解が出来ておらず、なぜ仕事が上手くいかないのか疑問に思い、改めて病院で診察を受けました。その後、手帳を取得し、自分の障害特性についての自己理解を進めて障害者雇用枠での就職を目指す目的でPEAKS神戸を利用するきっかけとなりました。


職場実習で学んだこと

私は、9月15日から10月1日まで、職場実習に行っていました。10月1日にピークス神戸で行われる封入作業で使う封筒に、運輸会社のシールと宛名シールを貼る作業を、約900部取り組みました。それ以外にも、ゲラのチェックや宛名シールを作成する時に行う差し込み印刷の操作をしました。
私が主にやっていた作業、運送会社のシール貼り、宛名シール貼りというのは、特定の位置にシールを貼る作業です。その時に、宛先の住所等が間違っていないかを確認するときに、リストを見ながら行いました。実習の初日からその作業をしていました。最初は、精度重視で取り組みましたが、それだと時間がかかってしまいました。時間が速くなるコツを職場実習の担当者の方から聞きました。そうしたことで、元々の職場実習の終業時間が予定より早くなることもあり、無事に期間内に終わらせることが出来ました。
最終日に、職場実習の担当者の方からお話を頂きました。そのお話しというのは、働くというのは、お給料をもらうのと引き換えに「自分の知力、体力、時間と気遣い」を相手に提供するというお話で心に残りました。
今回の職場実習を通して、PEAKS神戸で行う訓練に活かしていき、就職できるようにしてきます。


ワークフォーラムについて

 私たち、PEAKS神戸の利用者は27日にクリスタルタワーの3階で行われた、各企業の説明が聞ける「ひょうご障害者ワークフォーラム」に参加しました。
 一つ目は、事業所が5つある特例子会社で、その内の一つのビジネスサポート事業部では封入作業や名簿の入力作業などを行っています。封入作業の中でどんなことを大切にしているかという質問をしてみると、「しわにしない事を大切にしています」と丁寧に返答してくれました。
 二つ目の会社も、神戸市内にある特例子会社です。説明を聞いたのは途中からですが、実際に職場内でしている作業の様子を実演して下さり、とても分かりやすい内容でした。
 その中で印象に残っている作業は、書類を3等分きれいに折っている作業です。
実際に失敗している例と成功している例を見比べました。最初に、失敗している例を見ました。スピードでは、成功している例と変わりません。しかし、パッと見て分かるぐらいずれてはみ出していました。次に、成功している例を見ました。スピードでは、失敗している例と一緒にもかかわらず、ずれやはみ出していることは一切なく、きれいに3等分している光景を見て驚きました!
 他にもいろんな企業があり、時間の都合上、全部まわることはできませんでした(涙)
でも、どこの企業も魅力的で、企業の方が説明している間、時間はあっと言う間に過ぎてしまいました。もし、時間に余裕があれば全部聞いてみたいと思いました。
 説明してくれる企業によっては、グッズをもらうことができるので、皆さんも機会があれば、「ひょうご障害者ワークフォーラム」にいってみて、興味を持ってみてはいかがでしょうか。


ネーム つぶあん 


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