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求人を探す立場になって感じたこと。

 最近暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?lowerでございます。

 私は入所から9ヶ月が経過し、職場実習や5月のレクリエーションが終わり、今本格的に求人を探している真っ最中です。そんな中で、思うことがたくさんある今日この頃です。

 まずは求人探しから。私はパソコンのスキルを活かした仕事に就きたく、それに見合った職種を探しに、近隣のハローワークにて求人を見に行っています。ただ、自分のスキルが活かせるかどうかだけがポイントではありません。会社の理念や方向性、雰囲気等が自分に合っているかどうかもカギになってきます。クロスジョブKOBEⅡに戻った後には「企業調べ」という訓練があり、チェックしてきた企業のホームページなどを見ることで、その企業の詳しい情報を掘り下げていくのです。そこから自分にとって共感できるポイントなどを探し、応募するかどうかに結び付けていきます。また、面接でも使えそうな小ネタ的内容も探していきます。

 一方で、求人を探す立場になって、これまでの訓練の日々が何かと感慨深くなりつつもあります。私が入所したての頃、修了された先輩方が求人探しに忙しそうな様子を、訓練で折り紙やビーズをしながら眺めて見ていたのが、気が付けば逆の立場になっていたことを実感するようになりました。また、最近入所したばかりの訓練生たちに、買い出しやグループワークでのパソコンの準備の仕方など、色々なことを教える機会も増えてきました。これからの訓練生たちには、日々の訓練をマスターすると共に、未来の訓練生たちに学んだことを引き継げるようにしてもらいたい、との思いで一杯でもあります。

 そして、いつ自分に合った求人が見つかってもいいように、これまで以上に一日一日の過ごし方の大切さを実感するようにもなりました。改めて、私にとっての「よい求人」が見つかるまでの時間を大切にし、今できることを精一杯やっていこうと思いました。


職場実習 ~ 更なる高みを目指して

 約1ヶ月ぶりに記事を書かせていただきます、lowerでございます。

 私はクロスジョブKOBEⅡに入所してから約7か月が経過し、今年3月中旬から4月中旬までの約1ヶ月間、職場実習に行っておりました。今回の実習は私にとって本当に良い時間となりました。
 3月はホームページ制作・管理に、4月は事務にそれぞれ携わっておりました。初日こそ緊張はしていましたが、仕事を覚えたり、訓練で学んだことを業務で活かしたりしました。また、実習先の方々と積極的にコミュニケーションをとるなど、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけることで徐々に雰囲気に慣れていきました。そして、普段の訓練では味わえないたくさんのことを学びました。

 例えば、ホームページ制作・管理では、お客様の視点に立つことや正しくかつ手早く情報を伝えることの大切さ、及び仕事に対する責任感を学びました。事務では、空き時間の使い方や積極的に動くことの大切さ、更にはグループ作業におけるチームワークの重要性も学びました。
 何より、私にとってこの7か月で学んできたことが実際の職場で発揮でき、大きな「自信」をつけられたことが一番の収穫です。同時に自分自身を更に大きく成長させてくれました。

 その他、実習先の方々には勤務中に温かく指導して下さったほか、休憩時間中にも一緒に食事をしたり、コミュニケーションを取ったりしてくれるなど、色々とお世話になりました。
 実習先の方々のその優しさがあったからこそ、実習が一層充実したものになったのだとも感じています。

 このようにして、私はこの1か月間の職場実習を充実したものにすることができました。実習で学んだことを大切にすると共に、そこで身につけた「自信」を味方につけ、今後の職種選定や就職に結びつけていきます。もちろん、実習内やそれ以前からの心掛けも続けていきます。
 最後になりましたが、実習先の皆様、本当にありがとうございました。


診断を受けて ~ 大丈夫、あなたは本当によく頑張った。

 あなたは、自分のことを「ダメ」だと思い込んでいませんか?そのことで今、苦しんでいませんか?
いや、あなたは「ダメ」じゃありません。むしろ本当によく頑張りました。私も、昔は自分のことを「ダメ」だと思い込み、苦しみ続けていました。しかし、今はそんな思いがほとんど感じられず、むしろ自分自身が「好き」になりつつあります。

 私は昔、不器用でミスをし続けたり、些細なことで叱られたり、周りに気を使いすぎたりしてストレスを抱えていました。また、度重なる転職を繰り返した上に、面接もなかなか通過できない時期も続いていました。そして、何事も上手くいっている周りの方々がうらやましく思ったこともありました。
 それゆえ、何も原因が分からず、長らく自分を追い込み続けていました。その反動として、ゲームやインターネットにのめり込んだり、お菓子をたくさん食べ散らかしたり、買い物依存になったりと、目の前の快楽におぼれていました。また、徹夜でゲームをすることも多く、昼夜反転の生活も長かったです。

 しかし、その長年のストレスをため続けた末に病気を診断されたのち、発達障害の診断を下されました。その瞬間、今まで自分自身を苦しめてきた本当の原因がわかり、全ての謎が解けたように感じました。同時に自分自身に、「よく頑張った」と言い聞かせられるようにもなっていました。クロスジョブKOBEⅡに通っている今、日々の訓練や生活の中で規則正しい生活を心がけるようにもなり、休みの日は読書や散歩等を楽しんでいます。最近はお弁当作りにも力を入れ始めるなどして、更に自分に自信をつけている今日この頃です。

 もし、自分の気持ちと裏腹にミスを続けていたり、コミュニケーションが上手くいかなかったりして自信をなくし、苦しんでいたら、一度診断を検討してみてはいかがでしょうか?
 「診断」と聞くと、悪いイメージを持たれると思いますが、発達障害の診断は逆に安心できることの方が多いです。私自身も診断をためらうことはありましたが、診断を下された今自分に自信を取り戻し、一日を楽しく過ごせています。

 一日でも、本当の原因に気づかず、「ダメ」だと思い込んで苦しんでいる方々が、診断を通じて自信を取り戻し、のびのびと過ごせますように。
 大丈夫、あなたは本当によく頑張った。


クロスジョブKOBEⅡでの「気づき」の多い日々

 私は2016年6月に発達障害の診断を受け、同年8月にクロスジョブKOBEⅡ(以下CJ2)に入所しました。それまでの私は「取り柄がない」、「コンプレックスの塊[かたまり]」などと思い込んでいました。しかし、病気になって発達障害の診断を受けたのちCJ2に入所し、一日一日を過ごす中でたくさんの「気づき」がありました。

 日々の訓練での「自分に行動力や話し好きな一面があったのか」と思えるような、自分でも気づかなかった長所に対する「気づき」。グループワークでの訓練生の仲間たちが持っている、「自分も見習いたい」と思えるような、他人のことを配慮したり、細かい違いに気づいたりといった素晴らしい一面に対する「気づき」。ビジネスマナー講座での社会のルールやマナーの重要性に対する「気づき」。買い出しを通した修了式への貢献度に対する「気づき」。その他ここには書ききれないほどの「気づき」がCJ2での生活の中にありました。

 これらの「気づき」のおかげで、本当の自分について理解するとともに、少しずつではありますが自分に自信を持てるようになりました。同時に、それまで真っ暗だった将来に少しずつ光が差してきたような気もします。

今では「新しい自分」になるために、日々の訓練と並行して「気づき」を活かし、「自分史」や、自分の特性を活かした仕事・生活・コミュニケーション面でのルールをまとめた「マイルール」といったものまで作るようになっていました。やはり、これらの作成物からも、過去の楽しかった出来事や、これまでお世話になった方々の存在の素晴らしさ、これまでの経験が決して無駄ではなかったことへの「気づき」がありました。

 そんなCJ2で見つけた「気づき」を大切にし、「新しい自分」になって就職を目指すとともに、「共に過ごせてよかった」と思ってもらえるような人間を目指して、私は日々精進している今日この頃です。


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