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様々な実習に行く意味や大切さ

 こんにちは、CJSです。私は11月に3つの実習に行って参りました。3つの実習に行って感じたことは、「色々な職場がある!」ということです。何を当たり前のことを言っているのだと感じる方も多いと思います。しかし、私のようにどうしても自分の中で「仕事のイメージ」や「職場のイメージ」というものを勝手に作ってしまっている方も多いのではないでしょうか?
 そういう私みたいな人間にとって様々な実習に行くことは、非常に重要なことだと思います。私が実習させていただいた職場には、同じ事務職でも、入力業務のような作業の正確さが求められる職場もあれば、上司が必要としている情報を整理し、まとめる能力が求められる職場もありました。このように事務職といっても求められる能力には違いがあります。「事務職はこういう仕事だ。」と決めつけて自分の能力や特性に合わない事務についてしまうと本当に苦労すると思いました。
 私は「事務職の中でも〇〇というスキルがより活かせる事務職が良い。」と自分の能力を知り、自分ができる仕事を選ぶためにも、多くの実習に行くことは大切だと思いました。そして、そのような実習に行く機会をいただけるのが就労移行支援事業所を利用するメリットだと改めて感じました。
 今は、コロナ禍で実習にも行きにくいですが、チャンスがあれば今後も積極的に色々な職場を体験して、より「自分はどんな事ができて、どんなことが苦手か?」をより詳しく理解していきたいと思います。

CJS


グループワークの冊子を作成しました。~これからPEAKS神戸にいらっしゃる方々へ~

7月末に我々は「PEAKS神戸の半径1㎞以内のおすすめスポット」というテーマでグループワークを行いました。内容はグループごとにおすすめスポットを挙げ、実際に現地に行き、写真を撮影し、プレゼンテーションをするというものでした。

これをただのグループワークで終わらせるのは惜しいということもあり、このグループワークの内容を、私ともう一人の利用者が、訓練の一環として冊子にしました。この冊子は今後、PEAKS神戸に相談に来られた方や関係機関の方々にお配りする予定です。

一利用者として、就労移行支援事業所の利用を検討している方には、ご自身に合う事業所を納得して選んでいただきたいと思っています。それが前向きかつ自発的に訓練することに繋がると考えているからです。そして就職へ近道でもあるからです。そのためにもPEAKS神戸についての情報を色々な形でお伝えできたらと思っています。

この冊子を通して、「掲載されているスポットのことだけではなく、利用者の個性や訓練内容についても読み取っていただきたい。」「PEAKS神戸に相談や見学に来ただけでは分からない部分も、この本を通して知っていただき、利用するかどうかの判断材料の一つにしていただきたい。」この様な思いを込めて作っておりますので、どうかPEAKS神戸にいらした際は、この冊子を受け取っていただければ幸いです。



特性に合ったツールを使う~私が使っている文具のご紹介~

 皆さんは自分の使う文房具をどうやって選んでいますか?値段が安いという理由だけで選んでいますか?確かに値段は重要な要素だと思います。働いていない私にとっても、値段が安いというのはすごく重要な要素です。
 しかし、私は値段以上にこだわる要素があります。それは「特性をカバーするのに役に立つか」「自分にとって使いやすいか」ということです。
 今回は私が使っているメモ帳をご紹介しようと思います。

【私が使っているメモ帳とその特徴2つ】
 私が使いやすいと思って使っているメモ帳は、KOKUYOさんから発売されているソフトリングノートというメモ帳です。
 このメモ帳の特徴の1つ目は名前の通りメモ帳のリング部分がシリコンの様な柔らかい素材でできていることです。そして2つ目は用紙の1枚1枚にミシン目が入っており破りやすくなっていることです。

↓商品のリンクです。私はこれのA7を使っています。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/softring-note/colorfulmini/

【このメモ帳を選んだ理由「私にはメモが欠かせない!!」】
 私の特性にワーキングメモリーが弱く耳から得た情報を覚えておくことが苦手ということがあります。緊張しているとそれが顕著に出ます。仕事では口頭での指示内容を聞き間違えたり、忘れたりと業務に支障が出てしまいます。ですので私にはメモ帳が欠かせません。常にメモ帳を持っておき、いついかなる時でも指示を正確にメモすることで、指示を忘れたり同じことを聞き返すことがないようにしています。

【このメモ帳のお気に入りポイントと利用方法】
 私には自分の特性をカバーするために携帯しやすく書きやすいメモ帳が必要でした。そして色々なメモ帳を試し、辿りついたのがこのソフトリングノートというメモ帳です。他のメモ帳と違い、お尻のポケットに入れても痛くなく持ち運びの際にストレスがないうえ、リングがつぶれて使う際にめくりにくくなるという事もありません。そのため常にメモ帳を持つということにストレスを感じません。そして適度な厚みがあり書きやすいのもこのメモ帳を選んだ理由でした。あまりに薄いとメモ帳がたわんでしまい書きにくくなってしまいます。
 またミシン目がついているので綺麗に切り離すことができ、重要なメモは切り離し、他の用紙に貼ったり、クリアファイルに入れて、A4サイズでコピーしバインダーに保存できます。あと、これはやったことはないですが、PDF化してPCに保存しておけば検索してすぐに読み返すことができます。情報を1か所にまとめておくと、情報を覚えておくことが苦手な私でもすぐに過去の情報にアクセスすることができ、忘れても見返すことで対処することができます。

【ストレスなく使えるってとても大切】
 ここまで読んでくださった方の中には「たったこれだけのことならどのメモ帳でもよいのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。しかし「ストレスなく使える。」という感覚はすごく大切です。どんなに自分の特性に合っていても「使用しにくい。」「ストレスが溜まる。」ものは経験上使わなくなってしまいます。大切なのは自分の特性にあった便利なものを“使い続けて有効利用すること”だと私は思っています。だからストレスなく使えるというのは本当に大切な要素だと思います。

【ぜひ皆さんも自分に合ったツールを探してみてください】
 人は皆、障害の有無に関わらず色々な特性を持っていると思います。そしてその中にはツールを使うことでカバーできる特性もあると思うので、値段だけに注目するのではなく、自分の特性を補うことができるか?という点も考慮して道具を探してみてください。また、もし自分に合うメモ帳を探している方がいらっしゃれば、私のおすすめのソフトリングノートも試してみてください。

【PEAKS神戸も上手に使ってください】
 この様に自分に合うツールを見つけるためには、まず自分の特性や性格をしっかり把握することが必要です。この作業を一人で行うのは大変ですが、PEAKS神戸ではこのような作業を職員さんも手伝ってくださいます。職員さんの客観的な意見は自分を知る上で非常にありがたいものです。もし自分のことをしっかり把握するところから始めたいという方がいらっしゃればPEAKS神戸で訓練することもおすすめです。

【今後も色々なツールを試していきます!!】
 私は今回ご紹介した以外にも特性がありますし、このソフトリングノートよりも自分に合ったツールがあるかもしれないと思っています。ですので、これからもPEAKS神戸での訓練期間に色々なツールを試して、特性をカバーする自分に合ったものを見つけていきたいと思います。また何かご紹介できるものがありましたらこのブログで紹介したいと思います。

CJS


【在宅訓練特集】その3 在宅訓練を終え改めて感じたこと

 5/28(水)からPEAKS神戸での訓練が再開したのですが、その中で感じたことを書いていこうと思います。
 訓練を再開して私が感じたことは「人と一緒に訓練する空間の大切さ」です。これは在宅訓練をしたからより感じたことです。私は、在宅訓練では朝と夕方の2回の職員さんへの報告以外は誰とも話す事なく黙々と作業をしていました。そしてそれに慣れてきていたので、PEAKS神戸で訓練が再開すると、雑談をはじめコミュニケーションの種類や量の違いに気づかされました。私を含め、人によっては一人で作業していると作業に問題がなくても、PEAKS神戸での訓練となるとコミュニケーションがあるので作業に問題が出る人がいます。
 このコミュニケーションの問題は実際に集団に入ってみないとわからないものなので一人でいると気付けないものだと再確認させられました。そういう問題に気付ける機会があるということが就労移行支援事業所を使うメリットなのだと、訓練が再開して改めて感じました。また、それと同時に「コミュニケーションの問題が自分の作業にどのような影響を与えるか?」を在宅訓練と比較することにより理解を深めることができました。私の場合はコミュニケーションが増えると緊張度が増し疲れますが、集中力を維持しやすいことがわかりました。
 この他にも在宅訓練をしたからこそ気付くことができたことは、制約のある空間の中でいかに工夫して適応していくかが大切だということです。
在宅訓練は私にとって快適で制約の少ない環境でした。なので、PEAKS神戸の訓練が再開すると、PEAKS神戸の環境は制約が多く快適ではない環境だと感じました。服装もある程度ちゃんとしてないといけないし、昼休みに寝転ぶこともできません、パソコンも自分専用ではありません。
そのような環境の中で、いかに自分の部屋のように快適かつ作業をしやすい環境を作る工夫をするかが大切だと感じました。この工夫をする力は職場に適応する力でもあると思うので、これを機に私はPEAKS神戸での訓練を少しでも在宅訓練の快適さに近づける工夫を考えて実行していこうと思いました。そしてそれを通して自分が何にストレスを感じ、何をすればそれを解消できるか?といった自己理解に繋げていこうと思っています。
 このように在宅訓練をしたからこそ感じたことや気づきがあり、在宅訓練は本当に良い経験になりました。


【在宅訓練特集】その2 在宅訓練をしてみました

新型コロナウィルスの影響を受けてPEAKS神戸でも4月16日より在宅訓練が実施されることになりました。
 これはテレワークを知る良い機会になりました。
 今回は私がメリットに感じた部分とデメリットに感じた部分を書いていこうと思います。

メリット一覧
・移動時間が無い。少ない。
・周りの人や音を意識しなくても良い。
 ・休憩をより自分のスタイルで取れる。
・必要以上に緊張を感じることなく作業ができる。
・他人と顔を合わせないでコミュニケーションを取ることができる。

デメリット一覧
・誘惑が多い(食べ物、布団)
・人と会う機会が減るので少し寂しさを感じる。
・オンとオフの切り替えが少ししにくい。
・必要な緊張感もなくなった。

私の感じたこと
移動時間が少ないことは疲れやすい私には本当に良い方に働きました。まず睡眠時間が増えました。また私の場合は運動することは嫌いではないので移動時間が無い分、浮いた時間を筋トレやジョギングに使ったので、在宅訓練でも運動不足にはなりませんでした。
 また周りや他人を意識することや対人緊張がある私にとって、自分の部屋で、一人で作業することは集中しやすい環境でした。また疲れた時や昼休みに寝転んだり、筋トレをしたりと事業所ではできない方法で休憩時間を過ごすことができ疲労をさらに軽減できました。  
そしてなにより周りのことを気にしなくてよいので、匂いのする食べ物を気兼ねなく食べることができたのも嬉しかったです。
 職員さんへの報告連絡相談も電話で行うので、直接顔を合わすことがない上に、事前に内容を整理して台本を読むような形で報告できるので楽でした。
 デメリットですが、やはり家というのは食べ物も布団もあり、いつでも食べられるし、寝られるので誘惑に耐える必要があります。私はできるだけ視界にそれらが入らないようにして対処しましたが誘惑が無い環境の方が良いです。食べることが大好きな私には少ししんどかったです。
 また人と会えずに話をすることが減ったのは素直に少し寂しかったです。私は人と会話してストレスを解消することがあるのでそれができないのは少々辛かったです。
そして在宅訓練の一番のデメリットだと感じたのは、良い意味での緊張感がないことです。周りの目がないので、リラックスし過ぎてしまいどこか集中力に欠けることがありました。また電車に毎朝乗ることで「今日も頑張るか!」とスイッチを入れていた部分があったのでそれがなくなり、朝はスイッチが入りにくくなりました。
 いかがだったでしょうか。以上が私の感じた在宅訓練のメリットとデメリットです。私は在宅訓練を通して在宅訓練に向いている人は自己コントロール能力が高く、自分の性格や特性、能力的も合っている人だと思いました。
 私の場合は対人緊張が出やすい点や疲れやすいと自分の特性に対してはメリットがありました。しかし一方で自己コントロール能力が決して高くない上、パフォーマンスの波を大きかったです。
ですので、私自身は「週に1~2出社で残りは在宅が理想だなー」と思いました。そんな都合の良い職場があるとよいのですが・・・。
この様にテレワークを経験し、自分に合っているか考えることができたのは本当に良かったです。
また他の利用者とも情報を交換したり、「こんな人がテレワークに向いている。」ということをテーマでグループワークをしてみたいと感じました。


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