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PEAKS神戸を修了して

少々長いかも知れませんが、就活に困っている方は一度読んでみて頂きたいです。PEAKS神戸に来てから1年9カ月という、中々にギリギリの所で就職を決めることができました。このときが来るまで、PEAKSから多くの影響を受けました。実務面では、パソコン入力やピッキングなどの作業系業務の速度と精度の向上。社会的能力面では、グループワークを通して、アサーティブ・コミュニケーション(相手の意見を尊重し、自分の意見も出していくこと)が身に付いたことや、指示をメモしたり不明点を自己判断せず、確認を怠らないことをクセづけるなど、職業人として必要な能力の多くを得られました。完全に身についたとは言えませんが、それらを毎日のように意識して取り組んだことで、身近な能力になったことは間違いありません。そして、そうした実務的能力と社会的能力を身近な能力に感じ、身に付け、結果が出る毎に、当初の自分の能力の低さによる自分嫌いの気持ちが無くなっていき、今では、「自分は適する環境下であれば必ず結果を出せる。そうして周りに必要とされることが働く目的だ。」と思うようになり、その目的を果たした後のことを想像すると、なんて幸福な人生だろうと思え、未来への意欲が湧きます。自分の中では達成できる見込みがあるので尚更です。
そんな中で思ったことがあります。働く目的が実現可能だと思えた時、人は未来への意欲が湧く生き物なのでしょう。2016年の頃の私も、今と変わらぬ誰かに貢献したいという働く目的がありましたが、そんな考えと就職まではいけると考えて就いた介護職は、全てにおいて適性がなく、結果が出ないばかりか、利用者様とのトラブルや怪我引きおこし、それによる苦情など、問題しかありませんでした。人そのものに恐怖を感じるまでになり、貢献以前の問題だと理解し、すぐ辞めました。それから約1年半、色々あってPEAKSに入所し、自分に似た境遇の方々と接することで、人への恐怖は無くなっていき、ある程度のコミュニケーションも取れるようになっていきました。そして仕事の方は、ピッキングなどの作業職やパソコン入力や数値チェックなどの事務職の訓練の結果が徐々に向上していく現実を見て、こういう環境下なら結果を出せるという事実に基づいた自信を得ました。この事実に基づいた自信というのが大事で、これがあるから就職に希望を持つことができるのだと思います。なぜなら根拠があるから。だから、自分の適職が分からないと思う人は、幅広い作業を経験できる場所に行くべきだと思います。結局、その仕事を見たり学んだりしたところで、経験しなければ自分に合っているかは分からないというのが人間だと思います。そうして結果を出せるという自信とその根拠が両立した職種が見つかれば、働く目的は自然とついてくる、あるいは作れるのだと思います。私の場合、ピッキングが適職だと確信したことで、働く目的である「誰かに貢献したい」が「周りに必要とされたい」に変わりました。結果さえ出せばだれでも達成できる些細な目標でしょう。ですが、今はそれで良いと思います。最初から正社員になりたいなどの必ず達成できる根拠の持ちようがない目標を立てると、パンクしてしまう人もいるでしょうから。だから就職前の目標は簡単で良いと思います。大きな目標ができたら、そこに至るための簡単な目標も作ってしまい、まずはそこを目指すのです。大きな目標はその後に挑むものですから。まとまると、「幅広い作業を経験できる場所に行き、そこで得た根拠のある自信と合致する職種に就く。」これが適職に就く方法の一つであり、実現可能な働く目的を生む方法でもあると思います。信じるかどうかはあなた次第です。
最後にもう一つ。PEAKSに来なければ、例え続けられる会社に就職できたとしても、あらゆる能力の不足と自信の低さにより、周りに必要とされるような結果は出せなかったでしょう。当然、実現可能な根拠のある目標を持てず、かつてのように、未来に希望も持てず、今を生きるだけで精一杯だったことでしょう。それを完全に回避できたかは決まったわけではありません。しかし、PEAKSに来たことで大きく舵を切れたことは間違いありません。PEAKSと出会えたことを幸運に思います。


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