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封入作業で思うこと

 ブログ初投稿となります。記念すべき初回のテーマは10月初旬に行われた封入作業になります。

 10月初旬に行われたこの封入作業は、PEAKSに入所してからまだ日が浅いわたしに訪れた初の本格的な共同作業です。この封入作業でわたしが重視したことはメンバーとのコミュニケーションです。共同作業は普段PEAKSで行う個人のプログラムと異なり個人の力では成し得られません。作業を円滑に進めていくためにはメンバーのステータスやペースを把握し自分の役割を明確にすることや、自分の意思を伝えることが重要です。そのためにはメンバーとのコミュニケーションが必要不可欠なのです。

 わたしは主観的に見て、他者とのコミュニケーションに消極的な人間です。それは障害特性によるものなのか、はたまた性格に起因するものなのかは判然としません。そんなわたしが今回の封入作業でメンバーとのコミュニケーションを重視するに至ったのは、人間の本質を考慮してのことです。
 人間の本質、それは「人間は社会的動物である」ということです。「社会的動物」とは、社会の中で育ち、社会を維持していくことでしか生きていけない動物のことを言います。人間以外だとオオカミやサル、ライオン等がこれに該当します。
 大昔、我々人類の祖先は言語を発展させ文字を発明しました。それは仲間と意思疎通を図り認識を共有して厳しい自然を生き抜くためです。やがて人類は文化を形成し村や町、国家が興り現代の社会形態が構築されました。もし人類が「社会的動物」ではなく単独生活を好む動物だったとしたらこのような発展を遂げるのは不可能だったでしょう。
 このような人間史を顧みて、人間の本質に従えば、他者とのコミュニケーションを重視することは至極当然だと言えます。

 以上を踏まえたうえで、今回の封入作業を自己評価しました。主観では積極的にコミュニケーションをとれたと思う一方で、メンバーからは「リアクションが薄い」「相槌をついてほしい」といった受け答えに対する指摘を多くいただきました。
 総括としては、可もなく不可もといった印象です。しかしこの共同作業を通して社会進出するうえで大切な要素を多数学ぶことができたので、今後に活かしていきたいと思います。


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