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自閉症文学のススメ(4)

 そろそろ、書いている今現在でも酷暑から猛暑へと気温が減っている今日この頃。皆様はこれが掲載されている秋手前にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日の講座は以下のようになっております。
Lektion7:書き溜めの是非
 さて、これを掲載するころにはそろそろ皆様も数千字程度は書けているものとして前提を進めたいと思います。これ自体はそんなに難しいことではありません。このブログ講座が1回につき1500字前後だと仮定すれば、せいぜいブログ2回分です。極論、1日あれば書けます。問題は前回のように、調子の悪い日でも数千字書く必要性が出てきた場合。これが厄介なもので、調子のいい日は10000字書ける人でも、調子の悪いときには400字書くのが精いっぱい、なんてこともあります。なので、書き溜めという行為があるのです。書き溜めについては賛否両論ありますが、わたしは基本的に賛の立場です。まず、書き溜めをおこなっておくと余裕が出てきます。次に、書き溜めをおこなうことで手元の展開を見返して公開するまでに添削改訂ができます。否の立場も一応は理解しています。時局に対応しづらいということでしょう。確かにその通りです。しかし、こと自閉症文学においてはこの書き溜めという行為は未来予測という本来難しい行為を行うための訓練になるという意味では、むしろ書き溜めは積極的に行っていくことをお勧めいたします。
 ひとまず、目標としては1月に20000字を書き溜めてみましょう。案ずることはありません。1か月に土日は少なくとも8日、ほかにも時間を作っておいて調子のいい日にまとめて書いておけば、20000字は案外書けるものです。20000字書ければしめたもの、文庫本一冊の目標文字数である100000字にたどり着くまでにはそれを五回、繰り返せばいいだけです。ね、簡単でしょう?
Lektion8:十万文字への道、そのいち。
この前、本を一冊出すためには100000字という物量が必要だと書きました。当たり前ですが、書を刊行する場合、薄くても80ページはあります。1ページ1200字だとすれば、96000字。無論、実際は改行やページの文字数があるので若干ぶれますが、そのぶれをもってしても100000字あればどうにかなるのです。では、いったい100000字とはどれくらいの時間があれば書けるのか。知人はだいたい400000文字の文章を三年かけて書きました。逆に言えば、1年あれば100000字は、コンスタントに書けていれば実は書けているのです。当たり前ですよね、漫画や動画と違って文章はキーボードをたたくだけで今現在の技術力をもってすれば書けるのですから。無論、肉筆となるとまた難度は跳ね上がりますが。
と、いうわけで。次回からは十万文字への道と題してしばらくは文章を長く書き続けるためのコツを披露したいと思います。
それでは皆様、Auf Wieder-Sehen!!


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