ピークスネットワーク

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ピークス神戸の利用を終えての感想

 僕は令和元年9月18日(木)・19日(金)にピークス神戸に利用体験に来ました。
 ピークス神戸の人はすごく親切で初日の昼休みから仲良くなれました。
 体験でやった作業内容もすごく自分に合っていたので、早く入所したくなりました。
 その後、令和元年10月10日(木)に入所しました。
 神戸は幼い頃からの憧れの街だったので神戸に通えることも嬉しかったです。神戸の街のエキゾチックな雰囲気が大好きです。
 入所初日の令和元年10月10日(木)は朝起きた時から嫌な予感がしました。「今日、神戸に行くのがなんか怖いなあ」と思いました。
 午後、職員さんと契約をしていたら、ものすごい音のサイレンが鳴りました。
 帰ってニュースを見ると、すぐ近くの花隈で暴力団の発砲事件がありました。嫌な予感がしたのは、そのことだったのかと思いました。
 それから少し神戸のような大都会を歩くのが怖かったです。
 入所して1ヶ月が経った頃、なかなか治らない重度の風邪になりました。コロナなんか世の中になかった頃です。今はマスクを着けるのが当たり前ですが、この頃はマスクを着けることに抵抗がありました。病院に行ってもインフルエンザの検査では陰性で、疲れやストレスなのかなと思いますが、はっきりとしたエビデンスがありません。
 その時、咳が酷かっても「マスクを着けなさい」と言われるまで着けなかったことは良くなかったと思います。咳が酷い時はマスクを着けるのがマナーだということを学びました。そのようにピークス神戸では一つひとつ社会人として大切なことを学ぶことができました。
 その後、令和2年1月から新型コロナウイルスが蔓延し始めました。
 予想外のことでした。今まで当たり前だったことが当たり前じゃなくなりました。
 どこに行くのにもマスクを付けないといけなくなりました。
 ピークス神戸でマスクを全員着用するルールができたのは、令和2年4月上旬です。
 昼食時も他の利用者と会話してはいけないというルールもありました。昼食時に話ができないのは寂しいことですが、これもルールなので仕方ないです。
 同年4月上旬~5月下旬まで在宅訓練がありました。自宅でできるパソコン作業や家の手伝いなどをしました。ピークス神戸の仲間と1ヶ月以上会えなかったのは寂しかったです。でも家で一人で黙々と訓練をするのは良い経験になりました。
 ピークス神戸での訓練が再開されて、同年9月に自動車産業の面接を受けました。仕事内容は自動車部品の製造です。その面接は採用定数1人で応募者が9人いました。結果は不採用でした。終礼の感想では「100%採用されます」と宣言したのに不採用で残念でした。 
 その後、令和3年3月に製造会社の面接を受けました。仕事内容は金属加工です。即採用でした。修了式ではとても喜んでピークス神戸の仲間に報告していました。ですが、入社してから精神的に体調を崩して3日で退職してしまいました。三日坊主です。3日で退職してしまった理由は怖い人が多く感じたり、従業員の播州弁がキツくて怖く感じたり、メモを取らずに作業を進めて指摘されて落ち込んだり、仕事量が多くてプレッシャーを感じてしまい、精神的に体調を崩してしましました。
 同年4月1日にピークス神戸に戻って来ました。トライアル雇用で就職したので、戻って来たけど再利用ではありません。
 三日坊主だったことを反省して訓練に取り組みました。
 今後は怖い人がいた時も挨拶や必要最低限の会話はしたり、メモをしっかり取って仕事するように頑張ります。
 同年7月15日に物流センターの面接を受けました。仕事内容は倉庫の商品陳列、ピッキング、梱包作業です。
 僕は就職活動をする中で土日祝日が休みの会社を希望していましたが、良い職場を見つけるためにそのようなことは拘らなくなりました。物流センターはシフト制です。
 8月4日(水)に僕の修了式がありました。
 ピークス神戸の皆さんにはいろいろと心配をかけましたが、修了式でこう言いました。「今回職場定着すれば、体調不良や不祥事などのさまざまな困難な状況に打ち勝った証と言えるでしょう」と言いました。
 ピークス神戸の皆さんの期待に応えられるように頑張ります。


フィールドワークを終えて

グループワークの振り返り

今回のグループワークは事業所内で密を避けるために、街のおすすめスポットを紹介するフィールドワークとそれをまとめ発表するグループワークでした。
 ピークス神戸から半径1キロ圏内のスポットを探しました。
 いろいろな項目のスポットがあります。
 例えば、美味しいお店やユニークな店員がいるお店、入りたいけど入りずらい場所など項目ごとにおすすめスポットを出しました。
 僕はウミエの港が見えるベンチや西元町駅の地下街、メトロ神戸のダイソー、福原のソープ街、浄土真宗の宗教施設などを提案しました。
 ウミエの港が見えるベンチ、西元町駅の地下街、メトロ神戸のダイソーは採用されました。
 福原のソープ街、浄土真宗の宗教施設は危険な場所なので、却下されました。
 他の3人が提案した場所も行きました。
 デュオ神戸のストリートピアノ、ハーバービュー、プロメナ神戸のガネーシャマハル(インド料理店)、ウミエの夕陽が綺麗な場所、ウミエモザイクの観音屋(チーズケーキ屋)、ウミエモザイクの港が見えるベンチ、ウミエ地下のセリア、JR神戸駅北の広場、湊川神社近くの雑貨屋、西元町駅の地下街にグループの人と行きました。
 とても楽しかったです。
 なかなかピークス神戸の人と街に出ることはないので、とても良い思い出になりました。
 ピークス神戸に戻ってグループワークをする時は、いろいろと失敗もありました。
 僕がおすすめスポットの写真を撮るのを担当していたのに、自分の勝手な判断で写真を削除してしまってグループの人に迷惑をかけてしまいました。
 ですが、グループのメンバーは訓練終了後に個人で写真を撮りに行ってくれて、助けてくれました。
 僕がグループの人に迷惑をかけてしましましたが、グループの皆さんが協力してくれて、本当に感謝しています。
 いろいろありましたが、このグループのメンバーで本当に良かったです。



生粋の小野市民


ピークス神戸を利用するまでと利用してから

 僕は二十歳男です。
 アスペルガー症候群があり療育手帳を所持しています。
 高校は三田市にある兵庫県立高等特別支援学校を卒業しました。高特を卒業後、明石市の工場に就職しました。就職が決まった時は正社員で雇用してくれる会社に就職が決まって嬉しくてたまりませんでした。
 仕事も最初は順調でした。ですが、入社して1年くらい経ってから上司や先輩からいじめやパワハラを受けるようになりました。そして体調を崩しました。わずか1年4カ月で退職しました。退職後、約3ヵ月自宅で療養してジョブコーチと母親と4か所の就労移行支援事業所の見学に行きました。
 その中で3か所体験に行き、ここピークス神戸が自分に合っていると思ってピークス神戸の利用を決めました。なぜピークス神戸が気に入ったかというと、発達障害に理解があるからです。人それぞれ特性は違いますが、ここの施設は個性的な僕でも受け入れてくれて皆さんがとても親切に接してくれます。もう一つは、職員が丁寧に作業の説明をしてくれるからです。
 体験初日で仲良くなった人もいてとても居心地の良い環境です。
 これから就職してもピークスのように職場も居心地が良かったらいいなと思いました。
 そして体験から約1ヵ月後、ピークス神戸に入所しました。
 小野市のド田舎から神戸のような大都会に来るのは正直、治安の面などでも不安はありました。それと殆どの人が大卒や高卒で、僕は特別支援学校高等部卒なので、訓練でついていけるか不安もありました。ですが、実際はそんな不安も一切無くなる程、訓練の一つ一つの作業も楽しくてやりがいがあって、毎日ピークスに来るのが楽しいです。
 今では高特の同窓会長をしています。もし、後輩や卒業生に仕事で悩んでる人がいたらピークス神戸を教えてあげたいです。
 僕は同窓会長の立場なのでどん底に落ちたけど、いつか「ピークス神戸で訓練して良い就職先が見つかった」と高特生に言えるように訓練を頑張りたいです。

 ピークス神戸での訓練は充実していますが、もちろん僕にはたくさんの課題があります。
 初対面の人に個人情報を聞いて他の利用者や職員に注意されることもあります。
 年齢や生年月日や血液型や交際歴や視力など初対面で聞くべきじゃないことを聞いて注意されることが多いです。この課題を無くすためには最初からこのようなことを聞かず、世間話などから仲良くなって自然とこのような話ができる関係になるようにしています。
 あとは僕は免疫力が弱く、風邪を引きやすいです。咳をしてもマスクを着けず、周りの人を不快にさせてしまうことがあります。今は「咳エチケット」という言葉があるので、風邪の時や感染症が流行っている時はマスクをするようにします。
 前職で辛い思いをしてとても悔しいです。でもその出来事があったからピークス神戸の人に出逢えたと、今はポジティブに考えています。
 毎日一日一日の訓練を真面目に集中して取り組んで、一日でも早く就職できるようにしたいです。
 就職してからも長く働き続けられるようにここでの訓練をしっかり頑張りたいです。

生粋の小野市民


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