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一分間スピーチについて

 一分間スピーチについて

 PEAKS神戸では朝礼の時に訓練生が一分間スピーチを行います。
 これは人前でスピーチを行うことにより、人前で話す力の向上が見込まれる訓練でもあります。
 
 今回のブログは一分間スピーチについての私の考え方についての話です。

 私が好きなジャンルは世界情勢や地域の安全の話ですが、それをそのまま加工もせずにスピーチしてしまえば、眠い目を擦って聞いてくれている人を立ったまま眠らせてしまう可能性があります。

 そのためスピーチを人に聞いてもらいやすくするには、スピーチのジャンルや内容をもう少しソフトにする必要があります。

 地域の安全の話にしても興味のない人には眠たいだけの話なので、もう少し聞き手に関係のある方向性を探すと、不穏な話題からお役立ち情報に代わります。

 仮に地域安全にまつわるスピーチのネタ本として『犯罪者はどこを見ているか』という本を取り上げたとしましょう。しかし朝のスピーチにその不穏な書名を出せば、不快感からスピーチへの関心が薄れます。
 
 まずは聞き手が興味を持つように、その本の中から比較的柔らかめのお話をチョイスして、スピーチ用にクイズ形式にして聞き手の関心を引くようにします。

 例えば「駅のホームにあるベンチは電車の進行方向と平行に配置されています。しかし駅の外に出ると、ベンチの向きが場所に対して背を向けているベンチも存在します。それはどこのベンチでしょう?」と、参加型のクイズ形式にするだけで聞き手の興味を引きつけることが出来ます。
 
 ちなみに解答は「新しく作られた公園のベンチ」です。理由は「犯罪者がターゲット(となる子供)を注視できないように公園と反対側を向くようにベンチが設置されている」からです。
 
 逆に言えば公園の中心を向くようにベンチが設置された古い公園で遊ぶ事を避けるだけで、自分や子供の安全が図れるわけです。

 自分がしゃべりたい内容をただ一方的にしゃべるのもスピーチの一つの方法ですが、せっかく人前で喋るのだから聞き手を楽しませて自分も楽しめるのが理想的なスピーチだと私は考えます。

 理想は高いですが、それを実現するのはなかなか難しいです。


                                   ウッドオーク


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