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私とカッターとはさみ

皆さんは、ご自分でカッターとハサミの使い方は上手だと思われますか?
 「そんなの簡単じゃん!」と思われる方、「そう言われると苦手かも……」と思われる方それぞれだと思います。
 発達障害の人の特徴の一つとして「手先が不器用」が見られる場合があります。そして発達障害と言われる私ですが、手先がとにかく不器用です。手先の器用さを求められること(例えば、タイトルにもあるようなカッターやハサミはもちろん、手芸や折り紙、細かいプラモデル系の組み立てなど……)は本当に勘弁してくださいと言ってしまうほどに苦手なのです。
 そんな私ですが、クロスジョブKOBEに通所してから、変わる事が出来ました! 苦手すぎて避けていたカッターやハサミを、訓練で使う用紙を切る練習を重ねながら、苦手、という意識を克服したのです!
 最初は、別にできなくても良い、就職してもそこまで手先の器用さなんて関係ないだろう……と考えていました。しかしある日、職員の方から「事務職を目指すなら、出来て損はないよ!」のひと言がありました。これには大きな衝撃を受けました。当時の私は事務職というものを、ただパソコンで入力しているだけの作業だと思っていたからです。
 しかし、その職員の方のひと言を聞いて、「出来て損はないなら、やっておこう」と考え、職員の方にコツ(カッターの持ち方、カッターの刃を寝かせ、刃に力を入れる、カッターの刃を少し長く出しておく……など)を教えて頂きながら、週に1度カッターで紙を切る練習をしたり、ハサミを使う訓練を行っていきました。最初はなかなか上達出来ず、切る為に入れた折り目に沿って切る事が出来ずにガタガタになってばかりでした。教えて下さっている職員の方に申し訳ないと感じながら、いつかキレイに切れるようになるぞ、と思いながら、練習を重ねました。初めて丁寧に切られた紙を見た時の感動はとても忘れられるものではありません。そこから私は『何度も練習すれば出来るようになる』ということを実感することが出来ました。
 それからカッターで切る事がとても楽しくなり、今では自ら進んで紙を切るようになっています。精神的に少ししんどいな、と思った時、カッターで切り取り作業を行い、元気になってから次の作業に移る、というのが最近の私のスタイルです。
 出来ない事を一つ一つ克服していくことは、出来ない自分と向き合う事で、とても大変な事だと思います。しかし、出来るようになった時の喜びはとても大きなものです。そのことが自信につながり、毎日を過ごしていく中での楽しみの一つになっていくのではないでしょうか。


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