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Peaks神戸での訓練を振り返って

二回目の利用者ダイアリーとなります。花子です。
H30年5月1日より、有難いことに就職が決まりました。
それにあたり、今までのことを振り返ってみたいと思います。
PEAKS神戸との初の出会いは昨年(H29年)の6月のことです。
前職を退職後、しばらく家に引きこもっていたのですが、このままではいけないという思いから以前より疑っていた発達障害の検査を受け、その後、案の定発達障害の診断を受けました。
診断が出た時は、生き辛さの原因が分かってホッとした気持ちと、「さてこれからどうしようか」という困惑の気持ちでした。発達障害は薬で治る病気ではなく、一生背負っていく障害だと知っていた為です。それまでは誰に相談することもなく、何でも一人で考えて生きてきたのですが、これからはそうも言っていられない事を理解し、誰かの力を借りて社会に適応出来るようになろうと決心しました。
障害者が仕事をする上で利用できる制度を検索したところ、就労移行支援という制度があることを知りました。特に発達障害に特化した支援機関だったのが、PEAKS神戸でした。
H29年6月、体験入所でPEAKS神戸に来てみて「良いな」と思ったことは、「部屋全体が広い、一人になれるスペースがある、職員の指示が分かりやすい」という点でした。とくに体験入所の際に「朝の9時から9時20分の間に来てください」という時間指定をいただいた事で、(私はこのような指示をもらうと分かりやすい)ということが理解出来ました。それまで他の人が分かることが自分は分からないのは、自分の頭が悪いからだ、と思っていたのですが、適切な指示があれば理解できることを知り、ここなら自分も変わることが出来るはずだろうという希望を持ってPEAKS神戸に入所しました。
Peaks神戸にH29年8月から通所して、真っ先に課題として取り組んだことは「人前で話す」ための訓練で、それは自分が一番苦手としており、きっと一生治ることはないと思っていたことでした。最も難しい課題に最初に取り組むことになったので、実のところ、「本当に治せるのか」と半信半疑の気持ちがありました。しかし、誰に気兼ねすることもなく、自由に話せるようになるなら、きっと自分の世界は大きく変わるという思いで、積極的に毎日の課題に取り組みました。また毎週金曜日のグループワークやビジネスマナーでのグループディスカッションで、(このコミュニケーションの仕方ってどうだろう)と疑問に思った事は、職員に相談し、疑問点を少しずつ改善してコミュニケーションのスキルを高める事が出来たと思います。
また、自分自身の特性を知ることが出来たのも有難かったです。それまで漠然と生きづらいとは思っていたのですが、その要因がどこにあるのか、自分を観察したりまた職員と相談して、自分の特性と対応法を理解することで、困難な場面では人に助けを求めたり、少し時間を頂いてゆっくりと時間をかけて対応することが出来るようになりました。
また休憩時間も私にとり大事な時間だったと思います。それまで自分の考え方が風変りで社会では受け入れられないという思いがあったので、学校や職場の人との会話はなるべく聞き手になり、自分からは話すことが少なかったのですが、Peaks神戸では「みんな違ってみんな良い」の精神が行き渡っていて、多少変わっていても受け入れられるという感覚がありました。利用者同士で意見を伝えあったり、自分の考えを伝える中で、人と話すことの楽しさを感じることが出来、「私って、本来お喋りだったんだなぁ」と思えるようになりました。
Peaks神戸で7カ月を過ごすうちに、某企業で実習を受けられる事となりました。
実習当初、慣れない環境の中では思ったよりも緊張が高く、「こんな緊張の高い状態で最後まで実習が出来るのか」と不安にもなったのですが、Peaks神戸の職員に電話で相談したり、企業の担当の方にも相談したりして、不安をひとつずつ解消することが出来ました。その結果、再実習の機会をいただき、その半月の後、無事採用となりました。
企業よりいただいた採用の理由の1つに「他の人とコミュニケーションが出来る」というお言葉がありました。もし昨年6月、Peaks神戸に来ていなければ、きっと今も人と関わることが出来ず、一人で思い悩み、家に閉じこもっているばかりだったと思います。約9カ月のPeaks神戸での訓練で、「わたしは私のままで十分社会で生きていける」という自信がつきました。「出来ないことは出来ない。そのときは誰かに助けを求めたらいい。その代わり出来ることは存分に頑張る」という思いを抱え、生きて行きたいと思います。
 短くも濃密な9カ月間でした。Peaks神戸の職員の皆様、利用者の皆様、どうもありがとうございました。


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